第29話 恐ろしいもの

恐ろしいもの。人に応じて、対応を凄まじく変える人。上の人には、とんでもないくらい愛想笑いをしておいて、下の人には、つららでも落ちてくるような口調で「あれをやっておいて」などと言う。どれが本当のこの人なのか空恐ろしくて、一人でいるときはどのようで、親といるときなどはどのようなのか、と思う。

私の影口をしていたらしい人と喋るの。(今話しているのは本当に貴方ではないのね)などと思う。笑いなどが起こって、笑っているのを見ると、凄まじいと思う。「あの人(私のこと)はとても頻繁に遅刻をして、さらにはファッションのセンスがなくて、、」などと言っているらしい人が私の服などを見て「どこで買ったの?」などと話を広げようとするのは、よくできるなと思う。

また、寝坊したときの世の中。

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