能力
No19ー十二支ー
「十二支って知ってるか?」
「えっ、うん。ね、うし、とら、う、たつ、み、、、でしょ?」
私は戸惑いながらも答える。
「そう。
「来年、ってことはうさぎ?」
「十二柱はそれぞれ一つずつ能力を持っているの」
ショウコさんも知っているらしい。能力???
「
「時間を操る、、、凄っ、えっ?でも、あえっ??」
「「ん?」」
いや誰でも『?』だわ!?
なにこれ世界規模のカルチャーショック起きてんの?!
聞いてたんとちゃうやん?!
「いやなんで時間なの?
転生するんでしょ?
時間関係なくね?」
二人にバカにする目で見られた。
『この子はなにも学んでないのね』的な。
いや知らんやん?!
関西弁はテキトーやん?!
「
俗界に行くだけなら卯の力はいらない。
だけど切符を使わずに行ったらゆっくりな世界に閉じ込められる。
誰にも気付いてもらえない。
出てこれない」
切符を使わない移動。恐怖。
「この出現する年を知るためにも時計を置いてるの」
なんだか色々なものに振り回されているんだな
能力なんて面倒なものをなぜ作るのだろう。
誰かの遊びとしか思えない。
なぜ
罪を犯したせいか。
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