No18ー輪廻転生ー

今日は疲れた。

5人も幽霊を誘導した。

『私はルナに色々教えとくから、いってきて〜』

じゃねえよ!絶対テレビ観てるよ。

「ただいまー」

「あっ、おっさん呪術師が帰ってきたw」

よく分からないが、バカにされていることは感じる。

「あ”?」

「今ね、ルナとじゅじゅなんとか観てたんだ、

五条悟がめっちゃカッコいいんだよっっ」

よく分からないが、ショウコはどうやら16歳に若返ったらしい。

「はぁ〜、本物はおっさんで黒髪で黒い目かぁ。

やる気失せるねショウコさん」

「ねー」

「あ”?誰だよ五条って?」

「そうだショウコさん、質問なんですけど、」

「ん?なになに〜?」

「人の話聞けや!」

「怪奇現象とかゾンビって実在するんですか?」

「あぁ、それはね、

まず、私たちが俗界あっちにおいてくる体は遺失物センターにあるのと同じレプリカなの。

なぜなら、はどちらも本物でないと動けないから。

のレプリカは作れない、

だから、遺体ってのはのないレプリカ、のはずなんだけど、

たまに、死にたくないという意思が強かった人はだけ境界こっちに持ってきて、

をレプリカのに宿してしまうことがある、

そして、動けないから諦めるか、だけで動き始めるかをする。

未練呪いをエネルギーにね」

呪いは未練。

後悔の気持ち。

だから罰の長さと呪いの強さは必ずしも比例しない。

って知ったのはこの前の帰り道。

「ゾンビは?」

「いるわけないじゃない、信じてたの?

ちなみにUFOは専門外w」

本気でビビっていた私はすごく恥ずかしかった。

「じゃっじゃあ、『りんねてんせい』とかは?」

「あるよ」

殺屋おっさんがいきなり喋り出した。

「輪廻転生はある。

だけどいわゆる『徳を積めば、、、』とかじゃない。

見つけたもん勝ち」

「何を?」

うさぎの切符と切符きり。

両方見つけて使う。

切った時に握ってたやつが新たな『生』を受ける。どんな奴でもな。

前世の罪はチャラで。

地獄行きをまぬがれるもう一つの方法だよ」

殺屋おっさんにとっては唯一の方法。

「、、、来年」

ショウコさんが呟いた。

「え?」

「来年がうさぎが出現する年なの」


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