とある中坊の日記

@yama-me

第1話

下記はあくまでその辺の中坊が衝動的に書いた駄文でなので言葉の誤用などかなりあるとは思いますが、大目に見てくださいな。




先程、記録史上最大級という触れ込みの台風14号が鹿児島県に上陸して少しした訳だが、まだかなり台風と距離がある自宅近辺でも暴風が吹き荒れている。

とにかく今はこの後の台風の動向に警戒しつつ、台風通過を待つのみである。

かなり不謹慎な発言かつ、なんとも厨二臭い発言ではあるが、過去最大級の台風を体験できるというのはとても有難いことだと感じる。

自分は祖父母の家で家族と共に暮らしているのだが、その祖父母の家と言うのがかなり古い建物であり、築何百年とか言う歴史的建造物な訳だが、それだけ古い建物であれば当然老朽化も進んでいる訳で、今回の台風に家が耐えうるかはかなり怪しい限りである。

ただ、やはり何百年も潰れずに形を保っていることもあり、歴戦の猛者の様相を呈しているこの家には、とても厨二心をくすぐるギミックが搭載されているのである。

それはずばり雨戸だ。なんだ雨戸くらいなら俺の家にも着いているぞ等とほざく輩には一度我が家を見てみて欲しいのだが、我が家はなんとなく城の様な作りになっており、雨戸を閉めると要塞に様変わりしてしまうのである。その要塞形態の比類なき格好の良さには全ての現役中学生男子が感動からの落涙を禁じ得ないだろう。話は変わるが、私は幼少の頃より台風や地震などの自然災害に見舞われた際に何だか気持ちが高揚し、とめどない好奇心に駆られて暴風の中を散歩したりするのだが、それがとても楽しいのである。なんだか映画の中の登場人物になったかの様な心持ちがして、とても満たされるのである、あれ程までに厨二魂の乾きを潤してくれる行為は無いだろうと思う。

ただ、今回の台風はさすがに危険すぎるということで母親から外出禁止令が発令された為、泣く泣く自宅待機している。

既に暴風がうねりを上げ我が家を軋ませており、私の恐怖心を煽るかの如く家の至る所から倒壊を予感させる様な音を発せさせている故、今夜は寝れないだろうと思う。

追記 風は先程より一層強まっており、家の外壁を削るかの様な恐ろしい風の音が絶えず聞こえてくる。するとなんだか心臓の表面を抉られているような感覚になる。これはこれでえも言われぬ心地良さがある。以後もなにか書きたいことが見つかり次第追記していこうと思う。ノシ

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