遅くなりましたが、コメントです。
最初に読んだとき、うわっ、なにこの人臭そうっ!としか思わなかったのですが、風呂に入れだの、挙げ句にその服、君が洗濯すんの?触れるの?とか、そこまでするなんて、一体報酬いくら?とか思ってしまった自分は俗物でした。
その男の善性こそが聖だったんですねー。
ひねりが効いていて、面白かったです。
作者からの返信
田舎のおばあさんの中にはこういう世話焼きの人が今もいそうだなー、なんてことも思います。
でも、報酬、いくらだったんでしょうね。そんなボロボロの恰好の旅人が大金を持っているとは思えませんし、保険診療という概念がない国の子供の風邪の治療費程度と思うと、日本円に換算して二万~五万円程度といったところでしょうか。
嬉しいコメントをありがとうございました。励みになります。
世界とはたしかに回りくどいものですね。因果応報の輪廻が見えにくいことがその原因でしょうか。
作者からの返信
そうですねー。TVゲームのような、やった行いに対して分かりやすい褒美と懲罰が現実世界にある訳じゃないですしね。
ですから、ごく稀に起こる、例えば、駅で親切にしたおばあさんが実は彼女の祖母でした、みたいなものを奇跡と人は言うのでしょうね。
そして、そういう行いばかりをしている人にとっては、そういう縁は奇跡でもなんでもなかったり。よくある事、みたいな。
善なる行為も悪なる行為も、その試行回数が多い程、因果応報が分かりやすくなる、みたいな事はあるのかも知れませんねー。