第5話 極楽浄土
開幕。
――また会いに行くからの、ちゃんとこの世界の知識をたんと蓄えておくのじゃぞ、じゃぞ…じゃぞ…じゃぞ…じゃぞ…じゃぞ…
⎯⎯笑ってしまうからセルフエコー掛けないでください。
⎯⎯そうじゃそうじゃ、動き出すのは16年後にしておくのじゃぞ⎯⎯⎯
――見つけてあげてね、彼女達を――
…………………。
⎯⎯⎯⎯ちょっとイジワルしちゃったけど。
???
⎯⎯とある世界、とある国、とある家、とある夫婦の間に世界と周囲の人達のささやかな祝福の中、生を授かった赤ん坊が居た、その赤ん坊はこの世に生を授かり、産まれ出でた瞬間、泣かなかったという……
事は別に無かった、そんな化け物みたいな強キャラ設定は無い、ちゃんと母子共に健康であり、周りからの感涙と喜びの中、おぎゃー、おぎゃーと誕生する事ができた。
■■■
——窓から早朝の眩い光に当てられたクラシックなデザインをした自室にて、姿見の前に映るのは、黒髪に白髪が少し入り交じった髪、その髪の下から伺える特徴的や銀の瞳と、そして、拘りの感じられるよく鍛え上げられた細マッチョな肉体をした男だ。
「——んー、やっぱちゃんと鏡に映るよな、最初はどうなる事かと思ったけど、よかったー、流石に自分の姿が確認できないのは少し不自由だからな、それと何処と無く前世の俺と似てるような……まぁ、よく分からんな、自分の顔なんてそんなに見ないし……」
「あれから十六年の歳月か……良くここまで何事もなく成長出来たもんだ、長かったような短かったような……」
ボサついた髪を手櫛でどうにかしようと頑張りつつ、少し伸びた襟足を後ろ手にゴムでキュッと結んでブツブツと趣味の独り言をたれ流す。
……うん、そこも前世と変わりない。
「後ろ髪はいつも通りこれでいいとして、前髪邪魔だな……ちょっと切っておくか、目上ぐらいに」
机の引き出しから取り出したハサミでパツンと。
「あれぇ、切りすぎた? 前世もこんなもんだっけ、表情はよく見えた方がいいし良いよね」
……ま、なんにしても、よくここまで何事も無く成長出来たもんだ、長かったような短かったような。
言葉も分かるし、思考は出来るのに歩くことすらままならない赤ちゃん時代は地獄だった……生まれた瞬間喋る訳にもいかないだろ、化け物じゃん、『俺を取り上げろ』とかさ、んー、でもそんな筋肉ダルマな凶キャラを演じてみるのも悪くなかっただろうか、まぁ、無理かな、だいたい歯も生えてなかったし。
そう言えば赤ちゃん時の未熟な脳での膨大な記憶の保存方法はどうなっていたんだろう……ま、いいか、結局のところ別媒体への保存となるとかそういう事があるんだろうけど細かい事は気にせず行こう。そんな精神で。
「この白い髪の部分ってやっぱこっちの親父の遺伝子だよな、吸血鬼白い髪多いし、んでこの割合の多い黒髪が人間の母さんの方と」
最近発覚した事だけど、どうやら俺は吸血鬼と人間のハーフらしい、そのお陰もあってか本来の吸血鬼の弱点である陽の光やら、聖属性の込められたロザリオに弱かったり、鏡に映らなかったりが無い、というか純血でも普通に鏡には映るっぽい、あ、あとハーフじゃ無くてもちゃんとニンニク食べられる。
やったぜ、ペペロンチーノ好きなんだよ、安いし、美味いし、最高、まさに良いとこ取りの遺伝子である。まるで地球人とヤサイ人のハーフだな。
まぁ、ハーフとは言っても人間族と吸血鬼族の間に生まれてくる子は決まって吸血鬼のため、分類は悪魔だ。
血の渇きはあまり感じない、まぁ異性の艶めかしい白いうなじを見たら思わずガブリッと行きたくなるけど、性欲を抑えるのと同じで根性で耐えている、たまに指の一本は折らないといけないけど。
そんな感じで取り敢えず俺のことはさておき。
よし……これからの目的の為にも一旦、軽くこの世界のおさらいだ。
少し長くなるけどこれ大事。
――この世界は一部の例外を除き、化学文明の発達はしておらず、200年ほど前に新なる神の降臨によって争いが無くなった戦後の世界。
その神はと言えば、そりゃあもう、強かったらしい、争いが起きればすぐさま駆けつけ双方の神々を諌めて、お互いが納得いく提案をし、かと思ったら次の戦地に行くという働き者の神様だったという。
過去形なのは今は長期休暇でも取っているのか、眠りこけているのか、ここ200年間姿を見せていないという。
その神によって、平和になったであろう世界、表向きは皆んな仲良くやっている、ここら辺はあっちの世界でもこっちの世界でも同じだな。
それとその社畜な神様が眠りについたのと同時期に
俺はまだ見たことないけど。まぁ、自然災害みたいなもんだな。
皆んなそいつに手一杯で他種族と争っている場合ではないとか。
どんな世界でも、例え戦争が無くなろうが、自然災害が起きるだけで平和なんて物は一瞬にしてパーだ。
そして基本言語だが、なんと我が魂の祖国である、大昔に転生者が伝えたとされる日本語だ。
古代語、もといウラス語もあるがどうやら評判はよく無かったらしい、こっちとしてもいちいちこの世界の言語を覚え直さなくて良いから助かる。英語や
最後に、この世界の転生者はどうやら俺だけでは無いらしく、決して少なくない数が見受けられると聞く、その転生者たちは一般的には転生者という認識はされておらず、変わった知識や普通よりも強い力をもっている為、神子と言われる事が多く、その大きな所以としては、生まれ出た神子達はその地の神から両親が天啓として名前を授かり、神子達特有の名前を得るからだ。
特有の名前とは言ってもどう言う意図があるかは分からないけど、前の世界での名前だ。
ちなみに現在の名前はこの世界の両親の姓も混ざり、國満 新タ・V・アルク、とかいうヘンテコな名前になってしまっているのだった。前世の名前にはカタカナ混じってるし今更だし尚更である。
……とりあえず、おさらいはこんなとこでいっか。
「朝食に間に合わなくなるからな、えーとパンツ、パンツっと……あれ、どこにいった俺の名前入りパンツ」
……は丁重にお断りしたんだっけ、まったく、お兄ちゃん想いも困ったもんだなぁ。
込み上げた嬉しさを隠すため髪をかきあげて見たり。
「んー、あれれ、おかしいな……確か寝てる時床に投げ捨てた気がするんだけどな……」
どこかへ旅立ってしまった黒のトランクスパンツをあっちでもなーい、こっちでもなーいとウロウロしながら探していると扉をコンコンとリズム良くノックする音が聞こえて来た。
「入っても大丈夫ー? みつにぃ」
「ん……ああ入っても良いぞ、ツキ」
俺はヨイショとベットに腰掛ける。
「おっけー、お邪魔しまー……っすー……」
まぁ、パンツは当然間に合って無いので、全裸の変態兄貴と憐れにもその誘いに乗ってしまった、――腰辺りまで伸ばした輝く銀髪に黒のリボンでちょこんとツインテをした、髪と同色の銀の瞳に黒のゴシックロリータな服の気の毒な妹と鉢合わせる事になる。
「って! 全然だめじゃん!! なんで全裸で堂々とベットの上でロダン見たいなポーズ取ってるの! 馬鹿にぃ!! あと前髪いいねっ! お顏よく見えて!!」
あどけなさの残る顏を真っ赤にして叫ぶ恥ずかしがり屋さん。
「いや、俺の大切なブランド物のかっこいい、クールでクレバーなブラックのパンツが中々見つからなくて、さ……」
ロダン、考える人とかよく知ってるな、転生者の知識とかかな。
「ただの安物のパンツでしょ!!」
顔をいっそう赤らめながらガチャンと部屋全体が揺れるくらいの勢いで扉を閉める、この完成された筋肉を拝む事が出来た世界で一番幸福であろう我が妹。
「ふん? なにをそんなに恥ずかしがる必要があるんだい? 最愛なる我が妹よ、この思わず彫刻にして遺しておきたくなる様な造形美を前に萎縮してしまうのは大いにわかるが俺たちは家族であり、仲睦まじい兄妹ではないか、おさわりもオーケーだから遠慮せずに入って来なさい、この照れ屋さんめっ」
「うるさいっ、筋肉ナルシスト変態馬鹿にぃ! 兄妹の前にもう思春期真っ盛りの男女だよ! だからさっさと何処にでも売ってる安物のパンツを見つけてその小物をしまえっ!!」
扉越しでキャンキャン吠えてい……
「なっ、今聞き捨てならん事を言ったな! 幾ら幼い頃……ていうほど前でも無いけど一緒の時を過ごした喧嘩なんて中々した事など無い我が愛する妹でも絶対に赦さないぞ! 俺の大蛇丸を愚弄する罪深き発言は万死に値する!!」
なんだか久しぶりにムカッと来たのでそのままの勢いでツキがそこにいるであろう自室の扉を開け放つ⎯⎯⎯、あっ勿論、引き戸なので危なくは無い。
「……新タ? ご飯よ」
「ひっ……」
なっ、ななんという事でしょう……そこには笑顔なのに喜の感情を一切感じさせないこの転生先の世界の現在の母、いや、般若がいた。
「ええ、わかっております、母上」
そそくさと、棚から出したパリッとアイロンのかけられた黒のカッターシャツに着替え(やっぱカッターシャツって最強だよな、これ一枚でピシッとシャキッと決まる)、家族のいる爽やかな朝の食卓へと向かう。
「――おはようっ!! 皆んな!」
「あっ、みつにぃやっとき……ぱ、パパパパンツとズボンを履いてっ! このすっとこどこい!!」
ほんとに一枚だった。
「……ああ、悪い」
……すっとこどこいって……あっちの世界でも中々聞かなかったけど。
まだ眠たさの残る目をゴシゴシと擦りながら、何故か枕の下から出てきたパンツと一緒にズボンもしっかりと履き、洗面台で顔を洗ってスッキリしてから、改めて食卓にある自分の席へと向かう、配置としては右に妹、正面に親父、右斜め前に母さんだ。
「フハハハハッ! 父さんと同じで脱ぎ癖があるのはやはり遺伝子だろうな、新タっ!」
まるでバトル漫画みたいな豪快な笑い方をしているこの男。
青白い肌で筋骨隆々で男前、貴族のような黒を基調に金の装飾の施された胸元が開いた衣服を着て、肩にかかるぐらいの少しクセのあるオールバックの白髪に、吸血鬼族特有の銀の鋭い瞳、もうまさにザ・ヴァンパイア。
風格があり一見知的で立派な吸血鬼族の様にも見えるが戦闘になると後先考えず猪突猛進、パワー型の筋肉馬鹿だが清々しい性格をしているので割とモテている。
過去には『これも経験だぜ息子よ』とまだ幼い俺を腕に抱き、何度も戦闘のど真ん中に参加しては、その度に母さんにぶん殴られていたと言う恐ろしい逸話をもつ。
ああそれと、殴られボロボロになりながらも決まって
根は優しいがどこかズレている、純血の吸血鬼、ヴァッシュ・V・アルク、この転生先の世界の父だ。
「そうだよなぁ……やっぱり親父のせいだよな、俺の脱ぎ癖は」
「あんたが脱ぐようになったのは最近でしょう……まったく……まぁ、私もよく脱ぐけどねー」
決して抗えないであろう血の繋がりを口にする艶やかな黒髪を長く伸ばしているとても30代後半とはおもえない美貌の女性はセレナ・V・アルク、先程、般若として出没したこの転生先の世界の母。
この母は天性の魔法使いで、頭も良く、身体能力も高く、魔力に優れていた為、子供の頃は神童とも呼ばれていた。
尻に敷かれている親父とは違ったちゃんとした逸話をもつ。
「……その謎遺伝子、あたしには引き継がれてないでよかったー」
「まだ発現していないだけかもなっ! フハハハハッ!」
「死んでも発現させないからねっ、絶対!」
「はいはい、いつかは発症するんだから、今は喋ってないで冷めないうちにご飯を食べときなさい」
「発症って、もう病気の類じゃん……はぁ……」
横でため息を吐く朝から両親と何処かの俺のせいで苦労が絶えない妹を視界の端に入れながら、食欲をそそられる香ばしい匂いを発する今日の朝食を改めて確認。
まずは匂いの発生源が目に映る。
⎯⎯いい感じに焦げのついた鮭に似た焼き魚、栄養たっぷりのきのこと野菜のスープに、ホクホクとした白い湯気が伺える一粒一粒、ふっくら、ツヤっとした茶碗一杯の白米に、一角大牛の冷たいミルクと、とても健康的でどこか懐かしい今日の朝ご飯。
最初にいただきますと言ってから、順番に味合うように食べて行くとだんだんとなにか沁み入るものを感じ、感慨深かくなっていく⎯⎯⎯
……改めて思うけどやっぱ母さんの作る飯は美味いなぁ、向こうの世界では俺が生まれて直ぐに母さんは天国へと旅立ったから色々と気持ちが高まってしまう。
その余韻に何だかウルッときて、そっと目を閉じ目頭を押える。
「どうした新タ、虫でも目に入ったのか? 無視しろ、ムシ!! ブフッ」
目の前で一人で何かを宣い。独りで吹き出すあまり父親だとは思いたくない酷すぎる残念な親父ギャグに、寄せた波が引くようにして昂った感情が引いていく。
現実逃避、俺は何かを誤魔化すようにして温かなご飯を口にかきこんで行く。
「うめぇ、うめぇよぉっ!」
衝動のままに更にあれやこれやとかきこんでいく。
「くそぉっ、うめぇっ、うめぇっ、うめぇよぉっ、うめ……うう、ンぐっ、あぁがっ、かはっ、ごホッ、ごほっ、ゲホッゲホッ、ゔっ、ヴェッ、や、やべっでるっ」
「おっ、お母さんっ! みつにぃがもんじゃ焼き作ろうとしてる!」
……も、もんじゃ焼きに失礼だっ、見た目は確実にアレだが、美味いんだからな! ていうかこの世界もんじゃ焼きあるの?
せっかく食べた朝食を戻しかけてしまいそうになってしまう中々に酷い状況の中、ツキに背中をさすられ、前方からは救いの手が差し伸べられる。
「ちょっと新タ、大丈夫? ほらほら、ミルクでも飲んで落ち着きなさい」
「あっ、ありがどっ……」
母さんが差し出してくれたよく冷えたミルクをひと息に飲み、ひとまず落ちつっ……
「ゴホッ、ゲホッ、きっ、気管にはいっ、ゲホッゲホッ、こ、こんなのきかんぞっ」
「みつにぃ……」
瀕死の状態から繰り出される人生最期の渾身のギャグにお茶の間を凍り付かせ、皆んなの心も徐々に冷えてきたそんな何処にでもある平凡で幸せな家族の風景⎯⎯
「ブフッ、フッ、フッハハハハっ!! 今のギャグは効いたぞ新タっ、フハハハハッ!! ヴッ、ゴホッ、ゲホッ、ヴェ、ちょっ、ちょっとセレナッ、俺にもミルクのおがわりをぐれっ……」
だが、やっぱり1人だけズレていた。
⬛︎
⎯⎯⎯朝食を済ませ、内側と外側に何個かのポケットが付いた戦闘用の黒いコートを羽織り、必要な物をポケットにソケット(拝啓、あっていますか? この使い方)、ツキと共に家の外へと出ていく。
そうそう、以前ツキは言っていた、『うん? あたしの好み? うーん、カッターシャツと黒い服の合う人? コートとかぁ、学ランとかもいいよね!』、そんなことから現状、2人の服装の組み合わせも相まって元の世界じゃ中々に痛々しいけど。
まぁ、いいだろ、異世界だし、俺もやっぱ黒好きだし、目立たないから、じっ、実用性もあるしね。
「……その服、似合ってるぞツキ」
「えっ……あっ、ありがと……」
何となく褒めておいた。
「じゃあ、気をつけて行ってくるんだぞ、新タ、ツキ」
「ああ、気をつけて行ってくるよオトン」
「うんっ! バイバイ、パピー!」
「お前ら俺の呼び方そんな感じだったか……?」
親父が息子、娘の背中を押すように力強い目で見送ってくれる。その瞳は少し潤んでいるようにも見える。
「新タ、ツキをしっかり頼むぞ、お前は俺が直々に鍛え上げた誰もが恐れおののく最恐の吸血鬼だからな」
「わかってるよ、今までありがとう、ツキは俺に任せておいてくれ」
「ああ、任せたぞ……それとツキ、辛い事があったら直ぐにお兄ちゃんに相談するように……あと彼氏とか出来たらおとーさん絶対っ赦しませんっ、直ぐに俺の前に引き摺ってでも連れてくるように、おとーさんより弱いやつは、こうだ……」
自らの太い首に向かって親指で横に線を引く、いつまで経っても娘離れができない残念な親父。
「もう好きな人いるもんっ」
「「えっ?」」
思わず親父と一緒に聞き返してしまったいつまで経っても妹離れができない可哀想な兄貴。
「……と、父さんはどうすればいいんだ、死ねばいいのか、ああ……どうか教えてくださいサタン様……」
「俺も一緒に逝くぞっ、親父!」
「えっ、あ、あたしも!」
ツキまで来てどうする……。
「親が子離れ出来ずとも子供達は知らない内に親離れしていくものねぇ、ゔっゔぅっ……」
ヒョッと玄関から顔を出すのはもう泣いてしまっているいつまで経っても子離れができない気の毒な母。
「ゔゔっ、じっがりずるのよっ、ひっ、ぶだりどもっ、ゔゔぅっ、ゔぁぁぁぁぁぁぁぁああああっ!!」
遂に泣き崩れて、俺とツキのズボンとスカートに何処にも行かせてなるものかと力強くしがみついて来る。
「母さん……」「もう、おかーさん……」
朝から変な奇声あげてばっかだなこの家族。
母には俺も弱いので凄くいたたまれない気持ちになってくるけど、それでも⎯⎯⎯
俺のズボンで鼻水拭くのは辞めてください母さん……。
✎︎---------------------------------------------------
◉種族 簡易補足
それぞれの国には一柱の神を主とした、5つのグループからなる12の種族が存在する。
①神、ヒットマンが主。
―【ヒトグループ】―
人族、獣人族。
②神、ラフォーレ・オェングスが主。
―【妖精グループ】―
エルフ族、ドワーフ族、ピクシー族。
③神、デウス・マキナ・オートマタが主。
―【マキナグループ】―
絡繰族。機械族(ヒューマノイド、重機タイプの2タイプに分類)。
このグループは唯一化学、機械文明と思わしきものが見受けられている。
④世界最古の神、アイテール・ウラノスが主。
⎯⎯【天界グループ】⎯⎯
天使族、巨人族。
⑤神、シン・サタンが主。
⎯⎯【悪魔グループ】⎯⎯
吸血鬼族、鬼人族、夢魔族(サキュバス&インキュバス)。
又、純血の吸血鬼は陽の下に出る事は出来るが、保有魔力が極端に下がってしまう、成長期には血の渇きも強く感じるので苦労する事も多い。
それぞれの国には祀られた神が実在し、神託によりその種族の国の王が政を執り行う(一部例外あり)。
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