Vincula
いつもの音楽室
グランドピアノの周りを
取り囲むハーモニー
その音色が好きだ
メロディー越しに
隠れた音に
飛び交う言葉
こもった熱意が好きだ
ピアノの上に
広げられた楽譜
走り書きで溢れた
その跡が好きだ
休憩中
お菓子の袋開ければ
みんなが寄ってくる
無邪気さが好きだ
いくら長針が進んでも
話は尽きない
このひと時が好きだ
この空気が好きだ
帰り道
みんなでハモる
階段の踊り場に
響く歌が好きだ
僕の身を捧げた
この
思い出せば自然と
こぼれる笑みと旋律
酸いも甘いも
一緒に噛み分けた
その味を
僕は今も覚えてる
ビターな経験も
炭酸が弾ける舞台も
思い出が脳に沁み込んで
今の僕を作ってる
「好きだ」の一言に
突き動かされて
君たちと出会って
ここまで歩いてきた
こんなに幸せなことが
他にあるかな
こんなに嬉しいことは
他にないから
照れちゃうから
恥ずかしいから
言葉に乗せて送るよ
ありがとう
大好きだ
またいつか
此処に集う日まで
笑っていてほしい
忘れないでほしい
ハーモニーを愛した
歌とともに歩んだ
僕らの相言葉
僕らはVincula
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