林夕

シヲンヌ

職員室に呼ばれた。




昼休み。


四時間目の終わりを知らせるチャイムに、2年D組の空気は最高に緩んだ。数学Bの高藤の号令で、すぐに教室中が賑やかになった。購買へ一二を争う男子たちとか、お昼ご飯を出しながらスマホをいじる女子グループとか。


あたし、狩田かりた美緒みおもそういう女子で、机を寄せてランチしようとしていたところだったんだ。

誰かがあたしを呼ぶ声がして、振り向いた。

「おぅい、狩田。一寸ちょっと


号令していなくなったはずの高藤が、教室の後ろのドアにいた。左手でちょいちょいと手招きをしている。多分あたしたちのいるエリアが窓際だから、廊下だと声が通らないんだと思う。そもそも数Bの高藤は声が小さいって有名なんだ。


面倒だけど、無視したときの方がもっと面倒だから、みんなに一言告げてからあたしは近寄った。


「何ですか」

これでも先生が相手だから、ですを付けて聞いた。少し不機嫌な声だったかもしれないけど、お腹空いてたししょうがないよね。そんな内密にする話でもないけどな、って言って高藤は自分の肩へ手をやった。


「忘れてたんだが、担任の凪丘先生から伝言を頼まれていてな。すぐ終わるから授業が終わり次第、職員室に来て欲しいそうだ」

「え、今じゃん」

「うん。今だそうだ」


じゃあそういうことだから。そう言うと高藤はさっさといなくなった。




で、今。

あたしは職員室にある凪丘の机の横で椅子に座っている。


みんなに言えばついでに買い出し頼むわ、なんて脳天気に送り出された。だからか知らないけど、さっきからずっとお腹がぐるぐるして止まらない。でも行かなきゃいけないのは変わってくれなくて。さっさと職員室のドアを叩いた。


そうしたら。まさかの凪丘がいない。

出てきた世界史のもくちゃんは、小テストで長引いてるかもって言ってたけど。


呼び出しておいて待たせるなんて最低じゃないの。しかもこっちはご飯食べてないのにさ。もう帰って良いかな、良いよね。


椅子に手をかけた。そのタイミングで、職員室のドアがガラリと音を立てる。

凪丘だ。何冊かの教科書を腕に抱えながら、凪丘はヒールを低く鳴らして室内を歩いてくる。あたしと目が合うと、素っ頓狂な声を上げた。


「あら。狩田さん、来てくれてたのね」

「遅いんだけど」

「ごめんなさいね、少し授業に熱が入ってしまって」



うふふと笑う凪丘だけど、これっぽっちも悪いと思ってなさそうで嫌になる。

あたしはため息をついた。横ではからからと椅子の車輪が転がって、クッションは小さく鈍い音を立てる。


「なら本題入っちゃおうかしら。今日はね、この前の進路調査票のことで呼んだのよ」

「進路調査票?変なこと書いてたっけ」

「確かに誰々のお嫁さんになりたいとか異世界転生したいとか書かれていたらどうしようかと思ったけど、狩田さんはきちんと志望校とか書いてくれてたわね」


じゃあなんでよ。あたしは外の青空から凪丘へ目を戻す。

凪丘は引き出しから紙を取ると、机に置いた。

「そうね、狩田さんって何かやりたいものはあるかしら。それか、なりたいものとか」


目がぱちくりした。もったいぶったから何を言い出すと思えばそんな話。そんなのあるわけないでしょ、こっちはただのJKなんだし。学校の勉強やったり友だちと駄弁だべったりするので忙しいんだけど。


「いきなり何。今の話と関係ないでしょ」

丸椅子に両手をついて、あたしは凪丘に言った。

でも凪丘は気に留めてないみたいだった。関係あるわよぉ、なんて言いながら調査票をあたしの目の前に差し出す。


「例えば第1希望の緒坂部学院の文学部、ここは語学が盛んで留学が多いのも特色ね。一方で第2希望の習原市立大学の法学部は法律学が中心で、卒業生に公務員が多い大学。そして第3希望の古美女子大学の総合社会学部は経済学や心理学を主に勉強できる大学。ここまで言えば、ちょっとくらいは呼んだ理由がわかるかしら」

「ぜーんぜん」



少し反動つけて床を蹴る。ゆるっと回る丸椅子に窓のそよ風が絡むから、結構涼しい。気分が上がるあたしの視界に、やれやれと調査票を引っ込めた凪丘が見えた。

「全部文系の学部ではあるけど、内容が全然違うのよね。それでいて特別偏差値が高いわけでも就職に強い大学でもない」


だから何か理由があるのかなって。そう言って凪丘は椅子からあたしを覗き込む。

「そのあたり、どうかしら。狩田さん」

「別に何もないけど。偏差値的にそこら辺が良かっただけ」

「なら尚更ね」


凪丘はにっこり笑って引き出しを開ける。

取り出した紙をもらえば、白紙の進路調査の回答欄が目立っていた。


「友だちが一緒でも家が近いわけでもないなら、ちょっと将来のこと見て考え直してみましょうよ。偏差値だけで進路を決めるのはもったいないわ」

「えぇ。やんなきゃだめなの」


調査票を右手でつまんであたしは言う。駄目ってわけではないけど。そうやって言葉を濁す凪丘に、やっぱりと思った。

要は書き直しなんだよね、これ。面倒くさい。所詮は調査票だし、適当で良くないかな。本当に受験して通うかも決まってないんだから。


凪丘は机から黒いファイルを取ると、ページをめくる。

「大学選びってこれから先の人生でかなり重い選択になるのよ。勉強でもボランティアでもアルバイトでも。何でも良いからやりたいものなりたいものを考えてから、どの大学に行きたいかって決めておきましょう。なんなら狩田さんだともう少し高い偏差値の大学でも──、あ。これは蛇足ね、ごめんなさい」

「別に」


はっとした顔の凪丘を余所にあたしは紙を見る。進路を強制すると教師はバッシングされるんだっけ。この前もエンスタで進路ネタの炎上あったかも。でも凪丘のは盛っても小火ぼやにもならなそうだな。文考えるのも面倒くさいし、いっか。



裏面が表になるように膝で畳む。もう透かさないと中身は見えないだろう。あたしの精神衛生上、これが一番良い。実際に畳めば胸の中がすっとしたから、きっとそうなんだ。

あたしは凪丘へ向いた。


「これで終わりだよね。もう教室帰っても良いでしょ」

「ええ、折角のお昼にありがとう。提出は金曜日までによろしくね」

「はぁい」


返事をしてあたしは立つ。

それなりに大きい紙だから右手に持って、あたしは出口へ向いた。

狩田さん。また凪丘に呼ばれて、あたしは踏み出そうとした足を止めた。

「何。まだ何かあるの」


振り返った先の凪丘はにこりと笑った。

「未来の自分が後悔しないように、いっぱい考えていらっしゃいね」

それだけよ。そう言って凪丘は小さく手を振る。


むっとした。今の必要ないよね。一々呼び止めないでよ。

言おうとしたら、時計の秒針が視界に入った。見ればもうすぐ昼休みが半分無くなりそうだ。


一瞬で汗をかいた気分になった。やばい。ご飯食べてないし購買にも寄らなきゃいけないし。お昼ご飯のことを思い出すと、きゅうとお腹が鳴った。そうすれば凪丘なんてどうでも良くなってきた。いいや、もう早く帰ろう。



ため息をついてから、あたしは廊下に出た。

職員室を離れていくにつれて、若々しい声が大きくなっていく。


あぁ、お腹すいた。今日のおかずなんだろう。昨日のチキンソテーを詰めてるの見たしそれかな。みんなもう食べ終わってるんだろうな。その中で食べるのはちょっと恥ずかしいかも。仁美が昨日のエンスタで少しバズってたし、その話でもしてそう。そうだ。帰りに購買寄らなきゃ。絵里が酸っぱいの駄目だから、それ以外のおやつが残ってると良いけど。どうせおやつ代は後でワリカンするし、あたしも自分用にミルクティー買おっと。


消えていく。色んなことが歩きながら昼休みの廊下に消えていく。靴音も喧噪けんそうも、空腹も何もかも歩くたびに薄くなる。


後悔。


なのにさっき凪丘の言った二文字だけは、足に絡みついたままだった。




その後は特に何もなかった。


学校が終わって、みんなで寄り道してって。ダイエットが上手くいかないだとか、クラスの誰と誰が付き合ってるだとか、エンスタでかわいいの見つけたとか。そんな話を延々とフラペチーノ片手にして、家に帰っただけ。


今日も夜が深くなっていく。

あたしは少なめにご飯食べてお風呂入って、部屋でスマホをいじっていた。そのとき。脈絡なく、あたしの目は机の上に逸れた。


机にあるのはただ一枚、昼間に凪丘から押し売りされた調査票だ。

それがスマホ越しにベッドから見えた。


途端になんだか気持ちが埋没した。水の中にいるように体がぎゅっと押し込められて、意識が朦朧もうろうとする。苦しいわけではないけど、気分は最悪だ。あたしはため息をついた。



一応、考えてはみたんだ。再提出は面倒くさいけど、凪丘のことは嫌いでも好きでもないから。全国模試の結果見て大学調べてオープンキャンパスの日程見て。


そうしたら嫌になった。

わかっちゃったんだ。あたし、やりたいことがない。なりたいものなんてない。大学受かったら車の免許取るとか、そんなレベルの目標もない。


大学行けば女学生になって今みたいに勉強したり友だちと遊んだりして。就活して会社で働いて結婚して子育てしておばあちゃんになって死ぬ。

そういうことを漠然と思っているだけだ。


でも、みんなそうでしょ。

普通の女子高生は、そんな大袈裟な将来なんて持ってないよ。

だから何も書けずに放置して、ベッドに来たんだ。



欠伸の声がやけに部屋に響く。時間は22時を回っていた。眠くなるわけだ。

あたしはスマホを放って、伸びをした。


いつもができるなら、将来なんてどうでも良いのにな。

ため息をつけば、天井が眩しい気がして電気を消した。目を擦りながら、あたしはまたスマホを取る。エンスタのタイムラインが色とりどりで、一寸だけ眩しかった。




ふとすれば、あたしは知らない場所にいた。


右手は糸の通った針を持っていた。左手には綺麗な紺色の布を持っていて、その隅にあたしは何かを縫っている。針なんて持つのは家庭科の授業以来。なのに今、あたしはすいすいと手を進めている。


未だにここが何処かわからない。でも変な場所ではない気がする。縫う糸はどれも鮮やかで、見ていて楽しい。ある程度縫うと色が変わっているから補充すらしない。トリックはわからないけど、すごい便利。


何を縫っているんだろう。ちくちく布を刺しながらあたしは考える。布はあたしの両手くらいの大きさだから、ハンカチかな。肌触りが滑らかだから、レースかもしれない。高いハンカチだ。


なんて思っていれば。やっと何を縫っているか見えてきた。もうすぐ完成するんだろう。わくわくして、あたしは改めて刺繍を見る。



赤い花と緑の蔓に囲まれて、黒い何かがいた。猫かな。横顔だからよくわからないけど、三角の耳とか猫っぽい。首輪が無いから野良猫かも。


手元は尻尾を縫っているところだった。これが終われば完成だ。達成感であたしの胸がいっぱいになる。ちゃんと広げて見てみたい。そう思っていれば、尻尾を縫い終わった。やった。嬉しくなって歓声を上げれば。


ぷちん。


黒い糸が切れた。




瞬間、あたしは自分の部屋の天井を見ていた。

車の音と鳥の声が聞こえる。右手の近くにはスマホが落ちてて、そこに窓からの朝日が反射していた。


え。今のハンカチは、刺繍は。

目を擦って辺りを見る。だけど部屋は見慣れた自分のもので。

ハンカチはおろか、道具一式すら無かった。


なんだ夢か。

ぽすん。あたしはベッドに寝転んだ。



いつも通り支度して家を出る。相変わらず電車は混んでいて、冷房が効いているのに暑かった。つり革を握りながらあたしはスマホを見る。


昨日は寝落ちしていたみたい。だから一寸だけタイムラインを追い切れてなかった。これじゃあ話についていけない。困る。正直に寝落ちしたって言っても良いけど、それはそれで嫌なんだよね。胸の奥がむかむかしてくるから。


高校の最寄り駅に止まったから、あたしも外に出た。

人が塊になって改札へ吸い込まれる。ほとんどがあたしと同じような制服姿で、ゆらゆらとしていた。エンスタ見ながらでも安全に進める時間帯。だからスマホをガン見して、あたしは歩いていた。



そうしたら視界に青い物が見えた。

かなり鮮やかな色だったから、ついあたしはスマホから目を離す。


布だ。青い布が進む先に落ちている。


手のひらサイズっぽいしハンカチかな。あたしはぎゅっと目を細くする。それなりに踏まれそうなところに落ちているけど、土はついていないみたい。でも汚れるのは時間の問題とも思う。


ちらりとあたしはスマホを見た。全然早い時間だった。

改札に駅員がいるし、そこで渡しちゃえばいっか。それに真っ青なハンカチなんて早々見ないし。届けるついでに触ってみても良いでしょ。


わくわくしていればすぐに落ちているポイントに着いた。あたしはハンカチを拾う。

ふわり。瞬間ミントが柔らかく香った。さらりと滑らかな感触だった。汚れも特に無さそう。裏表に透かしてみれば、駅の蛍光灯が布越しに見えた。


そうやって進みながらハンカチを見ていたら。

「ん、何これ」


あたしは目を大きく開いた。

ハンカチの隅に何かある。辿れば点と線の痕がびっしり詰められていた。イニシャルでも縫われているのかな。あたしはそのままひっくり返す。


猫だ。

赤い花と緑の蔓に囲まれた黒猫が縫われていた。ひっくり返さないと全くわからなかったし、こっちが表なのかな。綺麗だな。


わぁと歓声を上げたくなって、疑問が浮かんだ。

既視感がある。初めて見るはずなのに、あたしはこのハンカチのことを知っている。


誰の物かはわからないけど。でも私はこのハンカチを手にしたことがある。間違いない。いつ見たんだろう。エンスタかな、それともテレビかな。



考えあぐねていたら改札が近かったから、慌てて定期を出した。その足で右側の駅員改札へ歩く。この駅の改札は大きいから落とし物も預けられる。その代わりに、混む。実際にあたしも今、二番手で待つ羽目になった。


イニシャルもないハンカチを見ながら思う。

テレビな気はしないし、やっぱりエンスタかな。だけどこれ、みんなの趣味じゃないんだよね。かなり最近に見た気がするけど、どこだろう。かなり最近っていうか、昨日の夜とかそれくらいだったような。


はっとした。そうだ。

「夢だ」

「え、どうかしましたか」

「あ、いや、何でもないです」


駅員がこっちを見ていた。気づけば前にいたおばあちゃんがいない。あたしの番だ。赤くなりそうな顔のまま、あたしはハンカチを預ける。視線は無いけどいたたまれない。足早に改札から離れようと、あたしは出口に向いた。




「すみません!ハンカチ落ちてませんでしたか!」

同時に駅員改札へ人が飛び込んできた。あたしは歩くのを止めて改札を見る。


黒のブレザーの男子がいた。

さっきあたしがハンカチを渡した駅員と話し込んでいる。ちらちら見える横顔は表現力があった。髪は染めてないけど地味でもないみたい。寧ろかなり顔が良い。


っていうか一寸待って。

今ハンカチって言ってたよね。


「あ、そうですそのハンカチです!ありがとうございます!」

嬉しそうな声に肩が跳ねた。

ど、ど、ど。心臓も五月蠅うるさくなって、逆に痛い。


待って。落ち着こう。

あたしは深く深呼吸をする。だって考えてみればわかるでしょ。ハンカチの落とし物なんてよくあることだ。さっき拾ったのだってハンカチなんだし。


関係ないよ。早く学校行こう。

本当にそう思うけど。いくら待ってもあたしは立ち止まったままで。

駅員に頭を下げる男子を見つめるだけだった。



すると、駅員と目が合った。びっくりしてあたしは身動ぐ。頭を上げた男子があたしを見た。それなりに距離があるけど、びっくりした顔をしているのだけはわかる。


ひゅ、とあたしの喉が鳴った。本当に当たりだったんだ。男子はまた頭を下げると、ずかずかとこっちに寄ってくる。あ、思った以上に顔が良い。タイプかも。


ほんのり、ミントの香りがした。気づけばあの男子が目の前にいる。驚いた声が出そうになって、あたしは思いっきり口を締めた。セーフ。だけど汗がびっしょりだ。


目の前の男子はとびきり嬉しそうな表情をしていた。

「さっき聞いたんですけど、貴女が届けてくれたんですよね。ありがとうございます、大切にしていたものだったので嬉しかったです!」


言い切ると男子は軽めに頭を下げた。

周りの目が痛い。声大きかったし、軽いけど頭を下げてるわけだし。

あたしは慌てて言った。


「か、顔上げて。気にしないで、持ち主が見つかって良かったです」

「はい。あの、何かお礼したいんですが」

「いやいや、いいですいいです。お礼なんていらないです」


大袈裟おおげさ過ぎてあたしは首を振った。

一寸気になって拾っただけだからお礼とか言われても困る。友だちならミルクティーとかおごってもらえば良いけどね。初対面だから言えないよそんなこと。



あ、そうだ。

「じゃあライン交換して」

「え、なんでいきなり」


あたしは鞄からスマホを出す。あからさまにお礼どうしよう状態からライン交換何で状態へ、男子の様子が急変するのが伝わった。無視してあたしは続ける。


「いや、だって。急に言われてもお礼なんてわからないし。思いついたら連絡す、連絡しますから交換しませんか」


言いながらあたしはバーコード画面を開いていく。だってそうでしょ。友だちじゃないなら友だちになれば良いじゃん。そうすればお互い気の置けない関係になるから、楽になれるんじゃないかな。


それに。まだクエスチョンマークが浮かんでいそうな男子を見る。


よく見ても、かなり顔が良い。ブレザー着てるからどこかの男子高校生だと思う。性格も良さそうだし、仲良くなっても得。彼氏にできたらもっと得。つまり絶好のタイミングってやつだ。




どうするを繰り返していれば。わかった、って言って男子もスマホを取り出した。やった釣れた。内心笑いながら、飾り気の無いスマホがかざされていくのを見る。


ぴろり。

駅いっぱいに音が響いた気がした。

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