八王裔3 司馬越
裴氏は司馬越の魂を江南の地に呼び寄せ、弔いたいと願い出る。しかし却下された。そこで独断で再び
元帝、裴氏の願い出を却下こそしたものの、そのふるまいは徳あるものであると深く感じ入り、しばしば裴氏の屋敷に赴いた。一方では自身の三男である
司馬沖が子なくして死ぬと、
東海孝獻王越,字元超,高密王泰之次子也。永嘉五年,薨于項。妃裴氏出自京邑,從者傾城,所經暴掠。裴妃為人所略,賣于吳氏,太興中,得渡江,欲招魂葬越。下詔不許。裴妃不奉詔,遂葬越於廣陵。太興末,墓毀,改葬丹徒。元帝鎮建鄴,裴妃之意也,帝深德之,數幸其第,以第三子沖奉越後。薨,無子,成帝以少子奕繼之。哀帝徙奕為琅邪王,而東海無嗣。隆安初,安帝更以會稽忠王次子彥璋為東海王,繼沖為曾孫。為桓玄所害,國除。
(晋書59-3)
諡が色々妄想掻き立てられてアレですね。この感じだと、孝獻王の追贈は間違いなく東晋元帝によるものですし。ここで元帝の子に東海王を祀らせるってのは、「それだけ東海王を重んじた」って意味でいいんでしょうかね。この
あと気になるのが、司馬元顕への追贈。これは
劉裕が司馬氏諸王をどのように圧迫したか、は今度調べてみたいなあ。
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