第1話 平穏な日常
俺の名前は、ハルだ。
妹のマユが産まれてまもなく
両親は生活の為に故郷を出て稼ぎに行ったのだが。
両親は帰ってこなかった。。。
俺はそれ以来マユと一緒に生活をしていた。。。
マユはまだ小学校で言うと3年生くらいで、俺一人の稼ぎでは学校に行かせられないから、マユはいつもお家で勉強している。。。
俺は妹のマユに。。。
【マユ、お兄ちゃんまた仕事に行ってくるから、お留守番頼んだよ。なにかあったら薬屋のおばさんのとこに行って一緒にお店の手伝ってあげて。】
マユ:
【お兄ちゃん頑張って\(*⌒0⌒)♪】
【マユ、ちゃんとお留守番して、薬屋のおばさんのお手伝いもするぅ!!!】
俺はハニカミながらマユに笑顔で
【じゃそろそろお兄ちゃん行ってくるよ!】
と言って家をでた。。。
俺はこの街での仕事は他国からやってきた人達にこの【静寂なる水の都セイレーン】の街案内で暮らしていた。。。
この街の水は他の街と比べて水の品質が1級品を超えるから他国から色々貿易が盛んだった。
お昼が過ぎ。。。
今日はなんだか人の出入りが少ないな。。。
嫌なことでも起こるのかな?って不安に感じながら首を傾げて、ただひたすら新しく街に来る人を待っていた。
結局夕方になっても人は来なかった。。。
人を1人街案内できて得られるゴールドはせいぜい2ゴールドくらい
【2ゴールドで買えるのは質の悪いリンゴ1つ】
ふぅ。。。とため息ついて帰ろうと思ったら
黒いフードを被って顔を隠している人が門の前にやってきたのだ。。。
俺は最後のお客さんだと思い声掛けて見ることにした
【初めて来る人ですね!良かったらこの街の案内していて色々いいお店知ってるんですよ!広い街で初めて来ると、どこに宿があるとか分からないと大変ですからね。】
【街の案内料は2ゴールドのチップをいただきますが良かったらどうですか?】と尋ねると。。。
ありがとうって言ってくれて俺はこの日の最後のお客さんを街案内した。。。
しばらくして黒いフードの男からこの都の街の地図が売っているとこに案内してくれと尋ねられ案内をする。。。
男は満足そうに俺に10倍近くのゴールドを渡してくれた。。。
黒いフードの男:
【ありがとう。】
【これが手に入れば私は、もう要はないから気持ちだけ受け取ってくれ。】と言われ20ゴールドを手に包むように渡されて。
最後の一言に【ごめんね】と言われその男と別れたのだった。。。。
次につづく。。。
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