第15話 ミラーレス一眼カメラをオススメする人

 さて最後になりましたが、ミラーレス一眼カメラをオススメする人とはどんな人か、そこを解説して行きます。


 まずは、スマホカメラやコンデジでは撮影できない写真を撮りたい方々に、非常にオススメです。

 星空・長秒露光・タイムラプス・多重露光・高速連写、どれも一眼カメラでないと撮影できない写真です。こういった写真をクオリティ高く撮影するには、やはり一眼カメラが必要になってきます。


 そして「細かい設定をして写真を『写真作品』に仕上げたい」方々にも、オススメです。

 写真は、ただ撮っただけでは『記録』にしかなりません。それを『写真作品』にランクアップさせたいのでしたら、一眼カメラは必要になってきます。

 被写体を黒つぶれさせる・光を操作して陰影をつける・被写体前後の物をボケさせる、こういった「あえてこんな写真を意図的に撮る」には、一眼カメラは最適です。


 このように、フォトグラファーの意図を反映させる写真を撮るためには、それ相応の機材が必要になってきます。そして、そのカメラの細かな設定もいじれるようでないと、良い写真作品は作れないでしょう。

 今後、後のお話では、基本となるカメラの設定である『f値』・『シャッタースピード』・『ISO感度』にも触れて行きますので、そこはお楽しみに。






 さて、ここまでのお話をしていて、これらの「写真作品を作る」という工程には、もちろんミラーレス一眼カメラでなくとも、一眼レフカメラでも十分に可能です。それでもなぜミラーレス一眼カメラの方がいいかと言うと、「ファインダーや背面液晶で表示された画像が、そのまま写真として切り出される」からです。

 見たままの画像が写真として映せるのですから、結果として微調整が早く済ませられるのです。一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラの大きな違いは、ここです。

 もちろん例外もありますが、そこは置いときましょう。


 一眼レフカメラでもミラーレス一眼カメラでも、その表現力の幅の広さとトレードオフで、それ相応の金額がかかってしまいます。外部アクセサリも含めると、かなりの大金が動く事になります。それでも、「より良い写真作品作りのため」カメラを手にする方々はいらっしゃるはずです。


 カメラを手にした瞬間から、もうフォトグラファーを名乗っていいんです。バンバン写真を撮りましょう。そして、それをSNSに掲載してイイネをもらいましょう。カメラって、そういうガジェットですから。


 まずは手頃なネット通販で、検索して値段を調べましょう。ご友人にカメラを持ってる方がいらっしゃれば、相談をしてみましょう。

 大丈夫です。「写真作品を作りたい」という欲求があれば、それだけで十分です。

 機材を手に入れて、カメラライフを始めてみましょう。

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