第8話 スマホカメラの特徴

 さて続きましては、スマホカメラで写真を撮った時、どういう風になるのかのお話です。ちょっと専門用語も出てきますが、ちゃんと解説付きでお送り致します。

 スマホカメラで撮った写真とミラーレスカメラで撮った写真、どういう違いが出るかも、お話して行きますね。


 まずは特徴として、『センサーサイズが小さい』『レンズとセンサーの間が短い』という事が上げられます。この結果、撮れる写真は全体的にピントが合っていて、被写体も背景も鮮明に写っている『パンフォーカス』という状態になります。

 良い点は、「○○なう」という一言と共にどこに居るのかがわかる。悪い点は、その背景の鮮明さから位置特定ができてしまう事。

 たまに、アイドルが自室で自撮りしていて、その背景の窓から見える風景だけで住所や何階かが特定されてしまった事案は、皆様ご存知の通り。

 

 そして『画角が広い』事が上げられます。フルサイズというセンサー規格で言う所の24mmくらいになります。ここ最近のスマホカメラでは、2〜3個のレンズを切り替える事によって画角を調整できたりしますが、標準で起動するのはだいたいこの画角のレンズになります。

 良い所は、結構広い範囲が撮れるという事。人間の視界の約1.5倍程度のようです。

 悪い点として、無理に広い画角で色々な部分までおさめようとするので、画像が歪む事があります。写真隅の部分が引っ張られていて真ん中の部分が縮んでいるようにみえたりします。専門用語で言うと『糸巻き収差』と言い、真ん中は凹み両端は持ち上がる、あのような印象のある歪みが出てきてしまうのです。

 現在ではスマホカメラに入っているプログラムで修正が入り、かなり良くなってはいますが、たまにこのような歪みのある写真をInstagramで見かけたりします。


 ミラーレス一眼カメラなら、写真を撮る専用の機械ですので、多少のボケ味が入ったり歪み無くキッチリと撮れたりと、良い部分がありますが、そこは携行性とトレードオフの関係性でしょう。


 気にしないという方々は、スマホカメラでも充分かと。

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