第5話 シネマカメラとスチールカメラ

 これはフォトグラファーの『西田 航』氏が提唱している事なのですが、


カメラには、

動画を撮る『シネマカメラ』と

写真を撮る『スチールカメラ』

の二種類がある、と。


 一般的にはこの二種類にカメラは大別されますが、近年のカメラのスペックの高さや多機能化から、「動画も撮れて静止画も撮れる」カメラが、かなりの割合で普及しているのが現代です。つまりはカメラの『ハイブリッド化』です。


 スマホのカメラを例に上げると、ご理解頂けると思います。

 自撮り写真を撮ってアップロードしている次の瞬間には、動画を撮ってやはり別のSNSにアップロードしている、そんな目まぐるしい使われ方をしているのを。

 そのままアプリに繋げてリアルタイムで動画配信したり。少し以前の技術では考えられない状況になっています。


 ただ、『カメラのハイブリッド化』が進む一方で、動画を撮るなら動画専用の、静止画を撮るならスチール専用の、専門の分野に特化したカメラも出始めています。カメラの『原点回帰』ですね。


 そういったカメラ技術の流れは、予想以上の速さで流れて、『ハイブリッド化したカメラ』『動画専用のカメラ』『スチール専用のカメラ』、それぞれに進歩して行くのではないかと思われます。

 またそれぞれの専用カメラを繋いで、動画機で写真が撮れたりスチールカメラで動画が撮れるような、『ガジェット』も作られて行く流れもあるようです。ここはおそらく傍流になるのではないでしょうか。


 いずれにせよ、カメラの高機能化は進み、動画と静止画の垣根は崩されて、多用途に使われていくのが、『カメラ』としての今後の姿になっていくのではないでしょうか。


 どういったカメラが求められるかは、撮影するフォトグラファー次第でしょう。

 あなたは、どんなフォトグラファーになりたいですか?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る