第2話 ミラーレスカメラとは
続いては根本的なお話。「ミラーレスカメラとはなんぞや?」という所を掘り下げて行きます。そこまで難しいお話ではありませんので、気を楽にしてご覧下さい。
まずはカメラのお話です。
現代のデジタルカメラとは、レンズを通って入ってきた光の情報を画像センサーで受け、それを様々なプログラムによって映像に変換し、写真データとして記録媒体に記録をしたりSNSにアップロードしたりするモノです。
そして少し昔は、プロやハイアマチュアが使う本格的なカメラは、レンズと画像センサーの間に『レフ板(つまりミラー(鏡)です)』が置かれていて、それが光を反射してファインダーを通過し、レンズから見える世界がどんな切り取られ方をするのか、視覚情報として見ていた訳です。そのため、ファインダー越しに見た世界と写真で撮った世界が違っていた、なんて事もしばしばあった訳です。
しかし時代は変わりました。
いつしかその間にあった『レフ板』は無くなり、レンズから通ってきた光の情報は直接画像センサーが受け取る事になり、その画像センサーの得た情報がファインダーや背面液晶に写し出され、そこに写し出される画像がそのまま写真になる、このようなシステムに変わっていったのです。
この「レフ板がなくなったカメラ」が、『ミラーレスカメラ』と呼ばれるようになったのです。
さて、察しの良い方々はもうおわかりかと思います。
そう、現代において様々なカメラは数々存在しますが、そのどれもが『レフ板』を持っていない『ミラーレスカメラ』だと言うことが。
センサーで受けた光の情報が、背面の液晶画面に写し出されて、それがシャッターボタンを切る事で写真として形を形成する。身近にあるカメラ機能のあるモノを思い浮かべると、ほとんどのモノが『レフ板』を持っていません。つまりは「カメラはミラーレスの時代」なのです。
それとは知らずに使っている方々も多いと思います。そこで、いくつかの章に分けて、様々なカメラについてお話しようと思います。
大丈夫です、そこまで難しいお話はしないつもりです。是非お気軽にご覧になって下さい。
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