愛のはじまりと途中
バブみ道日丿宮組
お題:愛と欲望の平和 制限時間:15分
子どもができたと子どもがいった。
何の冗談なのだろうか。
ママは笑ってる。いや……笑い事じゃないだろう。
補足するようにママは妊娠発覚した写真を見せてくる。
確かにそれは妊娠を記録してる。
まじか……。
まだまだ50歳の幼女なのに、よくもまぁ……手を出したものだ。
相手は誰なのかと尋ねると、わからないと子どもは首を振った。
最近やたらと吐き気がするし、整理もこなくなって……それでそれでママに相談したということ。飲み会やら、パーティ、歓迎会などがその間にあって、知らないホテルで起きたこともあったという。
これは……いったいどうするべきなのか。
赤ちゃんは愛だが、赤ちゃんができるのは欲望の塊。
はたして子どもはどんなプレイをさせられたのだろうか。
下着はまだまだ可愛いものをつけてるし、一緒にお風呂だって入ってる。肉厚の確認は家にいるときであれば毎日行ってる。ピンクの豆を三つ持つ子どもはママと比べて幼い。
そんな状態の子どもを襲うなんて……鬼畜としか言えない。
でもまずは……お風呂に入ろう。
子どもを誘いお風呂に入る。
生まれたままの姿を確認しつつ、今日の肉厚を確かめる。それは依然として変わらないものだった。子どもができる前にも食したはずなのに、素晴らしい反応だ。ママじゃこうはいかない。本当に子どもができたのだろうか?
脳内に疑問が湧き、奥に指を進める。すると一層吸引力が増した。
子どものできる間には手では到達できないので、自分の武器をするするといれる。
子どもは若干色っぽい声をあげた。
大丈夫だろうと、武器の始動を開始した。
結果的にたくさんの白の獣が子どもの体内で発生したが、子どもの子どもは確認できなかった。そりゃ、人の視力でそれを確認するのは難しいものだろう。
パパは赤ちゃん欲しい?
お風呂を出て、下着姿の子どもはそういう。
パパの子どもだったら、いいけどね。
頭を撫でた。
その後病院に三人でいって、赤ちゃんを消去することにした。
はじめてはパパの赤ちゃんとも言ってた子どもの願いを無視することはできない。
取り除いたあとにすぐにママといっしょに子作りをすると約束した。
医者は困ったような顔をしてたが構わない。
これは私たち家族の問題なのだ。
それに他人事ではない。
医者だって、子どもに自分の子どもを産ませて病院内で働かせてる。それらは患者の肉を食らってるが、法には触れてない。
愛と欲望こそが、この国の平和なのだから。
そうして、子どもを除去したあと、正装に身を包んだ子どもとママをベッドへと押し倒した。
いつも以上に肉厚がよかった。
ママも若い遺伝子を取り入れたのかもしれない。
これはごく一般の過程の物語だ。
愛のはじまりと途中 バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます