9 桜の季節の終業式の朝

馬はツバサと職員室にいた。浮かんだ案はみんなで逃げること。終業式の後、全てを話し逃げる。生徒たちはわかってくれるだろう。逃げないと始まらない。交通手段はないが運動能力ならある。逃げて逃げて海を越えるのだ。誰もいない国で暮らす。ツバサも同意した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る