部室で完璧美人な先輩が30年後の未来像を語ってくれる話

@TaraTori

1:

「ねぇ君、君には30年後の未来、想像できるかい?」


星先輩は読んでいた文庫本から視線を外し、ふとそう尋ねた。視線は問を投げた僕ではなく、窓の外を捉えている。


「どうしたんですか急に」

僕はノートパソコンから目をあげた。

「それ僕が応募する月面社文学賞のテーマですけど、星先輩も応募されるんですか?」

本は読む専門の先輩が文学賞のテーマに触れるとは珍しい。


「ほほぅ、文学賞のテーマだったとはね。君が最近必死になってそのテーマについて考えていたのはそのためだったのか」


そこで星先輩の視線が初めて僕を捉えた。

ジャニーズにいるかもしれないな、と内心苦笑まじりに思う。くっきりとした輪郭、整った顔立ち。切れ長の目は、視線を合わせることを躊躇うほどに厳しい雰囲気を放っているが、同時にそうと分かっていても覗き込まずにいられない。黒々とした深淵のようだ。誰が見ても美形と断言するほどには優れた容姿を持ち合わせた先輩は、異性のみならず同性からも人気があり、校内にはファンクラブがあるとも聞く。ただ、その神秘的な雰囲気に気圧されてか、告白にまで至る勇者は実際少ない。


「あら、バレてたんですか。」


「はは。今回ばかりは推理など働かせていないよ。ただ、君の開きっぱなしのノートが度々目に入ってしまってね。およそ歴史と本にしか関心がなさそうな君が興味深いテーマを思索するものだと思ったまでだ。」


僕は苦笑を漏らす。確かに僕は歴史と本にしか関心のない文系人間だ。文系科目はどうにかなるが、理系科目は勉強しなければテストで点は取れないし、そもそもテスト勉強に取り掛かるまでもハードルを感じてしまう。いわゆる”理系的発想”というやつが概念からして一切想像もできないのは、その”理系的発想”が一度も訪れたことがない証左なのかなと思っている。


だから月面社文学賞のテーマになった「30年後の未来」というテーマには難しさを感じていた。社会がどう移り変わったかの描写を含めなければならない以上、科学技術について少しも触れないわけにはいかないだろう。


「僕にとっては本当に悩ましいテーマですよ。」

僕はいかにも困り果てているようにこう言った。

「星先輩には何か見えていますか?こう、30年後の未来像、みたいな。」


僕が先輩の顔を窺うと、先輩は「ふーむ...」というようにまた虚空をむいてしばし考えるポーズをとった。だが、この人の頭の中には既にいくつかの答えが浮かび上がっているのだと思う。先輩はその知性的な風貌に似合い、頭脳も明晰だ。定期テストでは学年で一桁台を常にキープし、模試では必ず一位だという。本人曰く「授業を聞いていないと出来ない問もある定期テストより、模試の方がよほど簡単ではないか」ということで、これもまた天才肌の先輩らしい。


知性的な風貌、特にメガネをかけていない場合その持ち主には得てして本物の知性が備わっているものだ。くだらない考えにふけりながら、視線の合わない先輩の顔を眺める。

すると先輩はわずかな思考で、この場に最もふさわしい答えを見つけたのだろう。僕に向かって先輩はとうとうと語り出した。


「君は今の社会についてどう思う?1990年代の人が描いた2020年というのは、果たしてこんなものだっただろうか?」


先輩の話は常にこういう一風変わった切り出しから入る。話を聞く誰しもに、自分の話への深い集中を求めるかのようだ、と僕は思う。


「いや、僕はそうは思いません。まだ車は地面を走っているし、宇宙旅行は実現していないし、僕らはチョークで黒板に書かれた板書をシャーペンでノートに写してるんです。僕が90年代に生きてたら、きっと小説には空飛ぶ車、宇宙旅行、パソコンでの授業を描写するんじゃないかな。」


先輩はよろしい、とでも言うかのように満足げに首肯した。


「同意するよ。我々の日常はあまりにも”SF感”を欠いているね。仰る通りで、車は排気ガスを吐き出しながらアスファルトを駆け、イーロン・マスク以外誰も宇宙に旅行することなど夢見ていないかのようだ。授業をあまり聞かないものにとっては、最後の例えだけは身近ではないかな。」


笑みが漏れる。先輩が話し始めるといつもこんな調子だ。


「とはいえども、30年後の未来までの進化のスピードを侮って予測せよと言うのではない。ほら、シンギュラリティというのは知っているだろう?」


その言葉なら聞いたことがある。最近は現文の評論にもAIが出てくる時代だ。

「はい。あの人工知能が人間を追い越すとかいう...」


「そうだ。正確に、そして簡潔にいうなら、”人工知能が自らを超える人工知能を生み出すことができるようになる技術的特異点”と言ったところだろうかね。そこからは恐らく機械が人類に代わって人類の文明の進歩を担う存在になる... それが訪れるのは一般的に2045年と言われているんだね。」


先輩の頭の良さは、こうして聞き手のレベルに合わせて(僕の場合にはまとめサイト以上Wikipedia以下と言ったところだろうか)、噛み砕いた説明ができるところにも現れていると思う。


「ヘぇ〜」

「君が応募する文学賞のテーマもそれを大いに鑑みてのものだろう。だから、人工知能といったテクノロジーがもたらす進化を軸に据えるのがベターかもしれないね。もっとも昨今はやたらと人工知能を搭載した商品が溢れているがね。」


なるほど。確かに納得せざるを得ない話だが、ありがちなテーマを扱うことには抵抗がある。

そもそもそういった話に一切造詣がない僕が語れることなんてたかが知れているし、選考者もありきたりなテーマをありきたりな筆致で綴られても目に留まらないだろう。それに特異な発想こそウケが良いような気もする。


そう思った僕は先輩に対して切り返すことにした。

「でも、先輩、」


「ん?どうせ君はありきたりなテーマは嫌、人とは一風違ったことがしたいというだけのことをくどくどと言い訳がましく語るつもりなのだろう?大丈夫だ。続きもある。」


「事実ですけど、そんな思春期の虚栄心と自尊心を抉るような言い方しないでくださいよ!」


「はは。君、君のそういう年齢相応な所にも見所があるだろう?」


先輩は咳払いするような仕草をして、一度話を切ってから、再び語り出す。

「だから君、君の得意とする情緒的な部分を未来の中に見出せば良いのさ。」


情緒的な部分を、未来に。


しばし想像してみたが、そんなものを見出すことはできなかった。

「どういうことですか?」


「本当に自分で考えたのかね?君は諦めがいささか早すぎる。」

僕は肩を竦める。

「自分なりに突き詰めてこれです。」


先輩は鼻を鳴らした。

「君、君の喉元には適当でいい加減な返答を発するための器官が育ってしまったようだねぇ。」


すいませんね、とぺこりと目礼して何となくお茶を濁す。

先輩はここから前座を切り上げ、核心に迫るのかもしれない。いつものことだが、僕は完全に先輩の話に没入してしまっている。


先輩は、まぁいいさとひとりごちて、

「言葉通りの意味だよ。機械の介入によって、我々の感情がどういった進化を遂げるのか、それを想像するのさ。」


僕は深く頷いて返した。先輩は僕の言葉による返答を要さずに、話を進める。


「例えば今、精神病に罹った患者に処方する抗不安剤のような薬剤がある。だが、精神科医は出来るだけ薬を処方するのは最後の手段まで取っておくのだそうだ。ひとたび薬を飲んでしまえば、もう飲み続けるしかない。さしたる効果が望めないのも、また事実なんだとさ。」

プラシーボ効果という言葉が頭に浮かんだ。


「だが、感情の未来に関して別の切り口から迫る研究も存在する。4年前に孤独を感じる脳の領域というのが明らかにされている。」


「孤独を感じる?」

思わず僕は聞き返した。

「そう、ここら辺かな。背側縫線核という部位がそれに当たる。」


そういって先輩は大きな手で僕の後頭部、首の上に位置するくぼみの部分に手をやった。

「面白いだろう。君が友達に誘いを断られた時、どうしても彼女が欲しくて仕方ない時、ここが孤独に身をよじらせているのだ。」


少し気恥ずかしくなって、自分の手でその背側縫線核を撫でる。お前が僕を孤独に焦がしていたのか。


「で、この背側縫線核が孤独を感じてどうなるっていうんですか?」


先輩は乗り出した身を自分の席に戻す。


「そうだね。この実験では興味深いことに、隔離され孤独を味わうことになったマウスはその後集団に戻ると反動的に社会的接触を求めるようになったという。つまりは、孤独を味わった者はその傷を交流によって癒すほかないということさ。」


これは意外だ。孤独という感情には慣れが訪れると思っていた。僕とて、ひとりでいる時間には一切抵抗がないどころか、好んですらいる。友達の中にはどこに行くにも誰かと一緒がいいという奴もそれなりにいるが。


「まぁつまり、本能的に人間は他の動物と同じように他者とのつながりを必要としていて、孤独という感情からは逃れられないということだ。」

先輩はそう続けた。


「それって、先輩もそうなんですか?」

先輩は人気こそあるが、その近寄りがたい雰囲気のせいで友達と呼べる存在はそう多くないはずだ。僕とは全く異質ながら、孤高を維持している先輩ですら、孤独感に苛まれるのだろうか。


「それはそうだよ。ただ同時に研究では、支配的地位にある強いマウスほど自分の社会環境を好むが故に孤独の影響を受けやすく、弱く従属的なマウスでは逆らしいね。」


僕はニヤリとしてから

「じゃあ先輩も僕も、弱くて従属的なマウスってことなのかもしれないですね。」

僕が少し意地悪なことを聞いても、先輩はいつでも余裕がある。

「はは。不本意だがそうなのかもしれない。だが君、君のようなタイプは人付き合いも人並みにあるし、孤独感には時折苦しめられてもおかしくないタイプではないか?」


「だとしても何とか誤魔化しますよ。孤独感の消化だけは自分でやるしかない。」

この先輩は皮肉を十分に理解している。嫌味で返せば、さらにエッジの利いた返しをしてくるのだが、苛立つこともなく僕はそれを楽しんでいる。


先輩は目を細める。先輩が何かに興味深さを感じる時、決まってこの顔をしている気がする。

「なるほど、それは君らしい。孤独を消化するために頼る相手がいれば、そもそも孤独には至らない。そういう可能性だってあるだろうからね。」


「ではね、」

先輩は改まって僕に向き直る。

「君は孤独という感情は何のために存在すると思う?」


突拍子もない質問だ。感情が何のために存在するかなど考えたこともない。そもそも、"なぜ"を捉えるのが感情の仕事ではないのか。


僕が上手くまとめるのに苦労しながらもその意を先輩に伝えると、先輩は相槌のジェスチャーを打ち、

「ここからの話で、目的論的に進化を捉えてしまうのは少し科学的ではないと承知の上でいうが、これは少し哲学的な話になるだろうね。」

と前置きした。


先輩はそれからややもったいつけて、僕に答えを告げる。

「孤独という感情は、アラームなのだと思っている。」

アラーム。孤独が何に警鐘を鳴らすというのか。


「君に先ほど、なぜ孤独という感情は存在するのかと問うた。人間も他の動物と同じように基本的に他者とのつながりを必要としている。私たちが幾重にも渡る共同体を形成して生活していることからも分かる通り、この世界で動物は基本的に周りと協力した方がよほど生きやすいのだ。」


確かにそうだ。この社会では大小数えきれない集団の形を見出すことができる。

家族、友達のグループ、クラス、学校、市区町村、都道府県、国、、、

点在する異なる点はどのようにでも繋がっている。昔サッカーの授業で、トライアングルを見つけ、作ることが大事なのだと教わったことを思い出す。


僕は何も言って返さないが、十分に理解している様子を見てとったのか、先輩は続けた。


「だから、孤独は、生物的に不利である”ひとりでいる”という状況に対しての警告という役割を担っているのではないだろうかと思うのだよ。」


「なるほど。」

これは腑に落ちる説明だ。

孤独という感情は、孤独という状況に対する本能の抵抗。そう思うと、自分が味わう孤独感にも折り合いがつけられるかもしれない。


先輩は僕が話を咀嚼している空気を感じ取ったのだろう。

「さぁ、ここまでくれば小説の構想には近づいてきたのではないかな?」

と少し間を置いてから聞いてきた。


僕は頷いてから、

「先輩のヒントを基にすると、つまり、将来的に孤独という感情を克服した人間がどうなるのか、というテーマですね。」

とこれまでの流れをまとめてみる。


「その通り。」

先輩はここまでの話の過程に満足しているようだった。僕も先輩が望む反応を返すことができていたはずだ。


先輩はそこで、閉じたままの文庫本のカバーを撫でて、僕にまた一つ質問を投げた。

「ところで君、君は『キノの旅』というライトノベルを知っているかい?」


「ラノベ、ですか?」


先輩の口からライトノベルという言葉が出たことに驚いてしまった。僕はあまりラノベは読まないが、友人から勧められて人気の作品は読んだことがある。学園でのバトルロワイヤルを描いた作品だったが、一般文芸のクオリティにも決して引けを取らないと読んでいて感じた。


「意外です。先輩の口からラノベとは。」


そういうものかね、と言う風に先輩はやや首を振りながら、

「何、小学生の頃に堅い本に飽きた時期があってね。そこで一気に読み込んだのさ。だから今の新しいラノベは分からないが、『キノの旅』はとりわけ面白かったよ。」

「そうなんですか。読んだことがありません。」


まあ元は古い作品だしな、と言った先輩はスマホを取り出して検索を始めた。


「おっ、あったあった。この『人の痛みがわかる国』という話が秀逸だったのだよ。第一巻のお話だ。」


先輩はその物語のあらすじをざっとさらった。


旅人の主人公が各地の国を旅していくという設定でこの物語は進む。その物語で訪れた国では、科学技術の発達によりテレパシーを実現させたという。テレパシーのおかげで誰もが分かり合えるようになる、そういった理想とは裏腹に、逆にテレパシーのせいで伝えたくない感情までもが相手に伝わってしまうことになり、様々な弊害が引き起こされる。人はテレパシーはおろか他人との関わりを恐れ、家に引きこもってしまうようになる。


先輩が話したのはざっとこんなところだ。なるほどライトノベルという割には真に迫った奥の深い話だ。


「つまり先輩は、良かれと思って孤独の感情を排斥してしまった人間の末路のディストピアっぽい描写もいいよ、って言いたいんですか?」


先輩は脚を組み替えた。

「まぁ、そうなるね。孤独感を失った人間は、孤独をもはや恐れないため、1人でいることに全く抵抗がなくなる。ただそれは社会という共同体からの離脱を意味しない。好きな時、必要な時だけ他者と関わり、基本的にはひとりの時間を過ごす。」


「なんか、今の僕たちみたいですね。」

僕はぽつっと返した。すると先輩はこれがお気に召したようで、


「まさにそうなんだよ。」と特大の肯定を僕に送ってよこした。


「昨今の結婚率が低下の一途を辿っているのは君も想像に難くないだろう。人間が孤独を克服しつつあるからだ。インターネットの普及は大きい。我々はインターネットによってお一人様の娯楽をこれまでの比にならないほど楽しむことができるようになった。ネットショッピングなどはまさに必要な時にのみ社会に関わる典型的な形だ。人間は孤独を克服しつつある。君もアラームがなければ早起きしないクチの人間なら、今がどんな状況か分かるだろう?」


先輩はこの瞬間、聞き手の僕を置いてけぼりにして若干熱がこもっているように見えた。僕の肯定を求めずに先輩は続ける。


「ただ、孤独を克服しつつある人間がいる一方で、より深く孤独に捕らえられる人種も存在するのだよ。」


先輩が何を言わんとしているか、先回りできているような気がした。


「いつか年配に言われたことがあるのだよ。『今の子は携帯がある。そのせいで24時間常に友達と繋がっていなければならない。可哀想だ。』と。私の身には縁のない話だが、君には想像できるね?」


想像できる。LINEの既読、インスタでの反応、Twitterでのいいね。これらに頭を悩ませるティーンエイジャーは少なくない。僕も、既読スルーは気にかかるし、Twitterでリツイートやいいねに一喜一憂する。それらのツールを使う上で、承認欲求に呑まれかける経験は誰にでもあるのではないか。


「イギリスではインスタグラムのいいねの数が少なかったからと、自殺してしまった少女がいたそうだね。」

先輩はしばし窓の外の景色に目をやる。


「話が脇道に逸れてしまった。さて君、君にはもう30年後の未来が浮かんできたかい?」


先輩は僕の方にまた目をやってそう問いかける。


「なんとなく。先輩の言う通り、孤独感を克服した人間は他者との過剰なつながりを要さなくなる。オチとしては、結婚率が下がって子孫が残らなくなることを恐れた政府とかが何か対策を打ち出す、とかが面白いかもしれませんね。」


先輩はエクセレントと相槌を打った。

「素晴らしいよ。そのストーリーラインはまさしくかのショートショートの大家を思わせるような展開だ。完成したら是非とも私に読ませたまえよ。」


はい、と僕はその日の会話で一番元気良く返事をした。そうするとやる気がみなぎってくる。

先輩と話し込んでいるうちにとっくにスリープモードになっていたノートパソコンを立ち上げ、パスワードを打ち込もうとしたその時、チャイムが鳴った。

時刻を告げるチャイムとは別の、連絡用のチャイムである。


「3年B組星夕子、3年B組星夕子。本校校舎に残っていたら、至急職員室までお願いします。繰り返します....」

放送は部活動の最中で人もまばらな校舎にリピートされる。


「何かやらかしたんですか?」

僕は、身支度を始めスカートのシワを直す先輩にそう尋ねた。


「まさか。学校では何もしないのだから、何もやらかすはずがない。」

先輩は身支度を終え(身支度と言っても読んでいた文庫本をしまうだけだ)、既に帰れる状態になっていた。


「君、鍵はこのついでに私が返すから、今日の部活はこれでお開きとしよう。」

「そうですね。キリがいい。」


僕もノートパソコンをしまい、本をしまい、忘れ物がないかを確認して部室を後にする。

廊下に出ると、一足先に廊下に出ていた先輩が鍵をかけ、僕のことを見送ってくれた。

先輩と僕は、それぞれ職員室と昇降口の逆方向に歩み出した。


さて、帰ったら小説を書き始めよう。



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