お祝い贈ったら元叔父嫁が乗り込んできた
はい!お疲れ様です。
中々に内容が濃かったかと思われます。
ここでちょっとした話を挟みたいと思います。
今回は、私の職場にG叔父さんと別れたばかりのE子が乗り込んで来てトラウマになった話です!
この出来事の後、E子からはすっごい顔で睨まれるようになり、向こうが私から逃げていくようになりました!
やったぜ☆
この頃、新しくお菓子屋さんの店員を始めた私。そのテナントさんは、ショッピングモールのように様々なお菓子屋さんのお店が固まって出店されていました。
少し仕事に慣れてきた頃、そこでとあるお店の名前を入れられるお菓子を見つけました。
某有名お菓子メーカーさんのカステラです。入学祝いのイラストが付いていてかわいかったのです。
丁度桜の季節で、その年は従妹が小学校入学する年でした。
思えば、何だかんだと従妹へお祝いとか渡したことがなかったのと、G叔父さんへのもやもやは晴れてないけどE子がいなくなってたので、
仏心で贈ったら従妹が喜ぶかなと思って。
(従妹の事は別に嫌いじゃないですよ)
G叔父さんには事前に連絡と従妹の名前が間違ってないかを叔母に聞いて貰ってから、注文しました。
それから一週間程で出来上がり、そのまま祖母宅へ送って叔父さんへ渡して貰いました。
叔母伝いにG叔父さんから、従妹が喜んでいたと聞いて私は嬉しくなりました。
ここまでは、良かったのです。
問題はこのあとです。
何日後、休日の忙しい日の事でした。
この日、朝から何かと忙しく動いていました。
私がお客様に商品の説明をしていた時でした。
ふと、お客様の後ろに見たことあるおばさんが通ったなと思ってたんですけど、急に
「ちよがみ!(私の名前)」
と大声で呼ぶおばさんがおりまして、反射的にみると、E子でした。
うわっ、何か笑顔だけど対応したくねぇ。
よくG叔父さんとあんな別れ方しといて来れるな
。つかこっちお客様対応中だし声かけるのやめとこ
と引きつった笑みで考えながら数秒、
とりあえずぐるりとお客様へ向き直して接客に集中しました。
接客業してるとそこそこあることなのですが、たまに接客中に別のお客様に話しかけられます。
そういう時に限って自分しかいない!
そんな時は、お客様をスルーせずに「少々お待ち下さいませ」とお声掛けして、お客様がいらっしゃるのわかってますよとお知らせするのが正解です。
他に店員さんが居るのでしたら、また別ですけどね。後から来店したお客様の対応をお願いするのも良いと思います。
まあ、しかし。
このときの私は見事に店員モードが吹っ飛んでまして、スルーしてしまいました。
お客様の対応としては悪いんですが、それよりもE子と話したくない!の方が勝ってました。
…それに対応したとしても、碌なことになってなかったと思います。
E子は何か言ってた気がしましたが、私がスルーしてると店からいなくなっていました。
正直ホッとしてしまいました。
それから店長や先輩が来るまで「またE子が来たらどうしよう対応したくない」「ヤバい怖い怖い」と思いながら仕事をしてました。
それから出勤してきた同僚達には簡単に、
叔父さんの別れた奥さんがやって来ました。
何故来たのかわからないが、メンヘラでヤバい女なので来たら私の代わりに対応してください
とお願いしまして…
対応に関しては、少し注意をされました。
しかし…E子とG叔父さんとの離婚のくだりを話したら多少同情されました。
それで「休憩に行って落ち着いてきなさい」と言われて休憩に入りました。
休憩時間が終了して戻ると、先輩達からE子が来たこと、私は休憩中ですと伝えたら帰って行ったよと教えられました。
「すみません、ありがとうございます…!」
「そうね、若い男と女の子と一緒だったよ」
「それきっと、再婚相手と従妹ですよ…!」
マジか。
働いてるのバレちゃったどうしよう、とその時は悩んでいたのですが、
仕事終わり、スマホを見ると母から電話が掛かってきてました。
慌てて母に電話を掛けると、母は私のこれのお陰で、スゴイとばっちりを受けていた事が発覚しました。
何でも、あれほど連絡がこなかったG叔父さんから急に電話が掛かってきたとのこと。
何事かと思って出てみると、内容がE子が私に声を掛けたのに無視されたそうだ、何で無視したんだ!あれじゃ接客の仕事失格だな!
と言われたとのこと。
なんでも、私が従妹へお祝いを贈った事を知ったE子が、わざわざお店までに来てお礼を言いにやって来たらしいんですよね。
いや、私はお前にお礼言われたかないし、従妹に贈ってるんだし、つか娘を捨てた人が今更母親面するんじゃねぇ。
ですが、私は塩対応だったし。
あれからもう一回行ったけど会えなかったので、帰ってからG叔父さんに愚痴ったみたいです。
それにそれなら俺が言ってやると母へ電話を掛けて来たようです。
なので母に、あのとき他のお客様がいて接客していたし、すぐには対応出来なかった。と説明すると……
母曰く「私も仕事で忙しいのにムカついたから兄貴に言ったわよ。『兄貴とE子さんがあんな別れ方をしてるのに、娘がE子さんをよく思ってる訳ないでしょ!』って」
そう言ったら、今までブチ切れ気味だったG叔父さんがしゅんとして「……あぁ、そっか、そうだよな……」と大人しくなったそうです。
分かってくれ!私は元からE子の事良く思ってないからね!
それから母は、「少し考えれば分かるのに、E子さんに言われからってまんまキレるなんて…あんな人じゃなかったのにね…」
と、残念そうに言ってたのが印象的でした。
叔父さんはE子がお店に行くことを知っていたそうでして、もっと強く止めてくれよ!
母はG叔父さんから電話をもらった後、叔母に連絡して経緯を話して、叔母からもこんこんと怒って頂きました。
曰く、仕事中の姪の所に元嫁を行かせて迷惑を掛けるんじゃない。
元嫁とどういった別れ方をしたのか忘れたのか。良く思ってるはずがないでしょう
それから、元嫁はもうあんたと別れてこっちの親戚とは赤の他人なんだから、親戚に子供のお祝いのお礼するのはG叔父さんの役割でしょ!と言ってくれたようです。
それから、E子は一回も店舗に来ることはありませんでした。
母親曰く
ああいう人だから、一回あんたに塩対応されて嫌な思いしたから避けてるんでしょ。自分が嫌な思いした事は過剰なくらい覚えてるようだから。
という話でした。
年下の……それも乳臭いと思ってたし、女としても下に見てた私に素っ気無くされてプライドが傷付いたんでしょうね。
大丈夫だよ、私は元々E子元叔父嫁さんの事クソミソに思ってたから!
それから半年か一年くらい経過した頃。
E子とたまたま大叔父さんの家で母が会った時に、この事を謝っていたそうです。
まあ、母には「そういってたよ」だけで、許してやりなさいって言われてないので、
私はこの件は許していないです。
いや、大人が本人に謝らないで親に言うの、どうなの?って感じしますし。
やっぱり、同族嫌悪しか沸かないんですよね。
あの、同じ推しのファンの中にもマナーよくしてる人も沢山いるのに、たった一人の過激派が推しアイドルに危害加えちゃう事件見た時の失望感…ですかね。これオタク達が周りの人達に忌避されちゃうだろ!
だからオタクってだけで変人みたいな偏見を受けがちなんだよ、本当にマジで止めてくれよ。
……という気持ちに似てます。
何よりすっごい顔で睨まれて避けられる方が、寄って来られて大声掛けてくるよりも楽ですからね!
因みにと言いますか、この一件が『G叔父とE子の結婚からの話をいつか纏めてやる』と思ったきっかけになりましてね。
葛藤もありましたがようやく書けました、長かった。
…それから、数年後に強烈な四十代のNさんと仕事をすることになったのは、また別の話。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます