応援コメント

三月二十一日 2」への応援コメント


  • 編集済

    三月二十一日 2 を拝読して、三月二十一日 1を読み返しました。
    志々岐島とシジキチョウの謎へのヒントが沢山書かれているように感じ、ここは大切な気がする……!と感じたところをメモしました。

    特に、三月二十一日 2の終わりの方の、「鍾乳洞に繋がっている穴」を塞いだところは、もう、ダイレクトに、ここはとても重要なところな気がする……! と感じました! 民宿かんべのおばあ様の、その曾祖父さんが「良うないものがやってくるき、不吉や」と言って穴を塞いだ、とのこと。まさか、シジキチョウはここに……? とか、祠の女神様が通ってきた……? とか、不穏なものを感じながら、でた! 今までは向こうからこちらに近づいてくる感じだったけど、この穴の手掛かりを得て、今回はこちらから向こう側へ近づいている感じがする……! と思いました。

    民宿かんべに行く前のアクアマリンで、店主の父親が、
    >「(女神さまに)めったに触れたらいけない。そっとしておくほうがいい」
    と話しているところに、島のタブーのようなものを感じました。
    人智を超えた存在には、たぶん軽い気持ちで関わってはいけない、むしろ、極力接点を持たないようにした方が安全な気がする……! と思っているのに、穴のことを聞いた今は、好奇心でシジキチョウや女神さまの詳細を知りたくてうずうずしています。

    シジキチョウも女神さまも、近づいたら引きずり込まれてしまいそうなのに、でも気になる……! 続きが気になる……! の気持ちです。

    アクアマリンで、
    >志々岐島の象徴のようなシジキチョウに、なぜか興味がないようだ。
    のところにほんのり不穏さを感じました。

    他の島民たちもですが、それまで普通に夜須さんと会話してたのに、時々急に、島民たちの目がうつろになっているような印象を受けるというか(突然、何を考えているのか分からなくなる感じというか)、突然別人のようになって、心のシャッターを下ろされたような気がする時があり。そういう時、読んでいて心がピシャッとして、ドキッとします。なんだかじわじわ怖くて、やっぱりこの島には「何か」あるんだな、タブーのようなものがあるんだ、と感じています。

    「屍喰い蝶の島」の主な舞台は現代日本のはずなのに、志々岐島は時々、私の知らない閉ざされた村のように感じる時があるというか……。何か隠してる、なにか裏の顔がある、と。

    夜須さんからの、
    >「洞窟の蛭子神はひるこさんの神なんだろう? やっぱり特別な行事とかあるのか?」
    以降は、不穏さを感じ、読んでいて緊張してきました……! なにか怖いことが起こりそうな気がして、ドキドキはらはらしています。


    コメントが前後するのですが(コメントをうまくまとめられなくてすみません……!)、
    三月二十一日 1を読み返していて、
    アクアマリンで店主の父親が、
    >「わしは御先様は迷信や思うちゅー。やけんど、大昔から受け継がれてきた風習やき、そのものに意味があるがやろう」
    と話しているところがとても印象的です。

    >「ひるこさんにしても、あれは ~ 豊漁になると喜ぶ奴らがおるがよ」
    のところ読んで、はるか昔の養和の飢饉のことが、こうやって現代でも語り継がれているんだな、話す人によって話の細部が違ったり、抱く想いは違ったりしながら(御先様自体は迷信だと思っていたり、「漁業組合の若い奴らほど御先様のジンクスは信じてな」かったり)、現代にも語り継がれてきたんだな、と。(養和の飢饉で起こった事自体は、飢饉も、人も、人ではない何かも怖いけれど)、はるか昔の出来事が現代の今に語り継がれてきた事にロマンを感じました。

    「屍食島」では「わたし」たちを、「屍喰蝶」では火丸や住職たちを見てきているから(読んできているから)、時代的には養和の飢饉はるか昔だけども、私にとっては、「今」見てきた話だとも感じていて。それが、お話が現代に戻ってからは、はるか昔の出来事として島民たちに語られることに、ロマンを感じて感動しています♪ うまく言葉にできないのですが、現実ではタイムマシンがないとできないような体験を、物語で体験させて頂けている……! と感激しています。

    養和の飢饉時代は、火丸さんなど怖い島民たちはいたけれど、でも火丸さんたちも含めて、みんな生きてきたんだな、と思いました。
    怖い歴史も含めて、怖い出来事も経て、現代の今があるんだな……、と感じ、「屍喰い蝶の島」の世界を想いました。

    続きがとても楽しみです(*^v^*)♪

    作者からの返信

    @irodori-mikan様

    素敵な嬉しいコメントをありがとうございます!

    思わず、ネタばらししてしまいそうなくらい、嬉しいんですが、
    それはあまりにも鬼の所業なので、ぐっと堪えます。

    ただ、この話、伝奇ホラーに当たるので、
    ロマンを感じていただけて嬉しいです!!
    これぞ伝奇です! ようこそ伝奇ホラーの世界へ!!

    たくさん設定を考えて良かったです(感涙

    答えを出さないものもあるかも知れないですが、
    楽しみに読んでいただけると嬉しいです!

    ありがとうございます!