応援コメント

三月二十日 8」への応援コメント


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    楽しく面白く、不穏さを感じてヒヤッとしたりしながら拝読しています。

    漁師さんたち、今回は夜須さんに友好的だなあと、ホッとしていたら、
    >「ふと漁師達の方を振り返ると、 ~ 夜須と目が合うとそらされた。」
    のところで、あれ? 何だか、不穏な空気になっている……! と感じて、少しヒヤッとして、読み進めました。

    >彼らはシジキチョウのことを本当は教えたくないのだ。
    のところ、夜須さんはそう考えているけど、私は、漁師さん側は、教えたくない、というより、なんかちょっと違う思惑や事情があるような……? と感じて。夜須さんは「さして収穫にもならない聞き取り」と感じて、それ以上漁師さんたちに興味をなくしているようだけど、私は違和感をスッキリ切り替えられなくて、読みながら漁師さんの反応などをじっくり見ているような感覚で読みました。

    >空を見上げると、 ~ 圧倒的な星の量とその星達から発せられる精気に
    に、綺麗な夜空だなあと思ったので、夜須さんもそう感じているんだろうと思ったら、
    >気持ちが悪くなる。 ~ 名状しがたい恐怖に駆られる。
    に、夜須さんが予想外の心境に、え? そうなの? と思いました。

    でも考えてみると、実際に大自然の夜空に慣れていない人が見ると(私自身地方に住んでますが、大自然の星空はあまり見たことがないかもで)、迫力が圧倒的すぎて、気持ち悪くなったり恐怖を感じる時もあるのかも? と思い直し?ました。

    夜須さんの気持ちや行動が先読みできなくて面白さ半分、どうしてこの人いつもツンツンしてるんだろう?? 不思議さ半分です。専門分野に詳しくて、たぶん頭がいい人なんだろうに、何でツンツンしてるんだろうか……と! そこも含めて面白くて!

    >都会では見ない空だからか、名状しがたい恐怖に駆られる。
    のところ、大自然など、人間がコントロールできない圧倒的な力は、確かに怖い時もあるかもしれない……と感じました。夜の山とか、人気のない夜道とか。

    揚羽さんが、
    >小さくぐずる赤ん坊を抱いている。
    ところ、揚羽さんの様子が怖くて、この人は本当に生きている人間だろうか、抱っこしてるのは本当に赤ん坊だろうか……? と思いました。たたずまいからして何だか不気味さがあって怖いのですが、夜須さんは怖がってはいなくて、少し鈍いのかも……? と思いました。

    いきなり現れた交野さんも、何だか不気味で……。何の目的があるんだろう、夜須さんに何か気付かせようとしてるんだろうか? と思いました。

    蛇口から吹き出した水の、異様な様子にも、夜須さんは不審に思わないようで、
    >左の耳元で微かに女の声が、「夜須ぅ……」と囁いた。
    のところも、夜須さんはビクッとはしても、あまり深くは気にしてない? みたいで。

    夜須さんみたいに不動の心?? を持っていたら、色々生きやすいのかもしれない……けれど、やっぱり夜須さんが身近にいたら嫌かも……、どうしてこんなに威張っているんだろう……と身近にいたら疲れちゃうだろうなあとも思いました。でも、そんな夜須さんだからこそ? これからどうなっていくのか、新鮮な感じがして、続きが楽しみです!

    そんな豪胆? 傲慢? な夜須さんも、少しづつ、周囲から何か不審さを感じ取っているような感じも受け、でももう不穏な物の中に入ってしまっていて、取り囲まれているような気もして。

    物語も夜須さんの今後も、どうなるんだろうか……? と続きが楽しみです!

    作者からの返信

    @irodori-mikan様

    いつも読んで下さってありがとうございます!

    今回は夜須の様々なおかしな性格を読み解いて下さってありがとうございます。

    夜須は性格が悪いし、鈍いし、側にいてほしくない人物です。
    細やかに読んで下さっているので、お気づきかも知れないですが……
    夜須は信じたくないものや認めたくないものがあるのです。
    なのでどこまでも鈍くなれると思います。
    これから先も夜須にイラッとくることもあるかも知れないですが、
    どうぞお付き合いいただけると嬉しいです。

    これから先、夜須はいろいろと体験していくと思いますが、
    面白く読んでいただければと思います!