青春の鐘

この河川敷から夕日を見れるのも後何回だろうか


夕日をまっすぐ見つめる君を見てふと思う


「ここでよくサッカーしたよな」


「小学生の時か、懐かしね」


「そうそう、中学生の時もよく集まってたよな」


僕らは河川敷沿いにあるあの木が緑になりやがて枯れていくのを何回見届けただろうか


心を通わした友と何回笑いあったことか


ここで将来を語り合い、夢の地図を作り上げてきた


キーンコーン カーンコーン


僕らの青春の終わりを告げるチャイムがすぐそこで鳴り響いている

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

10行で読める小説〜日常の瞬き〜 saya @saya190817

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ