夕日が沈み始めた


私は誰もいない砂浜を一人彷徨い歩いている


波が押し寄せては引き返す


小枝も貝殻も足跡も流されていく


君と歩いたこの砂浜


二つあった足跡も一つしかない


海は輝きを失い深い闇のよう


あぁ波よ


私をあの人の元へ運んでくれないか


一番遠いところにいる君の元へ


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