落ちたら負け

「落ちたら負けゲームしようぜ。」


「いいよ?私勝っちゃうけどいい?」


「望む所だよ。」


俺たちはお互い少しずつ近づきスキを見計らう。


押したり引いたりして駆け引きをする。


ここでトドメだ。


彼女の息遣いがわかる距離まで近づいた。


彼女の頬が紅に染まる。


「俺の勝ち。」


「ずるいよ、そんなの落ちちゃうじゃん。」

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