君の隣

「ねぇ、なんの本を読んでるの?」


「君に言ってもきっとわからないよ。」


「そっかぁ、私本読まないもんなー。」


「そうそう。ご飯何がいい?」


「私お腹すかないんだよねー。」


「そうだったね。」


ふわっとカーテンが揺れる。


カーテンが二人を包み込むが君の姿はない。


「そういえば、もういないんだったね。」


「そうだよ。でも隣で見守ってるからね。」


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