第四部 掛け替えのない日常

簡単なあらすじ1(ネタバレあり)

[第一部]


 中学では上手く友人関係をこなしていたいおだったが、高校ではスタートでつまづきぼっちに。そこにイギリス系クォーター美少女であるソフィアが転校しきて、なぜか一緒に昼食を取る運びとなる。


 そしてなんやかんやあった後、ソフィアのお母さんを安心させるため、いおは友達としてソフィアの家に行く事に。しかしそれは全てソフィアの陰謀だった。なんとソフィアはいおと仲良くなりたかったのだ。


 そこから他の人にいおが名前呼びされている事にソフィアが嫉妬しっと、ソフィアに避けられている事にいおは悩むが先輩に相談して解決。無事お互い名前で呼び合う仲になった。



 文化祭のクラスの出し物がメイド喫茶に決定。なぜかクラスのはみ出し者であるいお&ソフィアのコンビは、裏方ではなく給仕きゅうじをする側に。


 準備は順調に進んでいるように思えたが、直前になってカップルコンテストに出る予定だった二人が喧嘩けんかで辞退。またまたなぜかそのお鉢がいお&ソフィアのコンビに回ってくる。(二つ共、クラス委員長と陽キャ女子による陰謀)


 不慣れな大舞台に右往左往うおうさおうするいおだったが、ソフィアに引っ張られなんとか大役を完遂。見事、カップルコンテストでは優勝するのだった。



 ソフィアとの初デート(?)を終えたいおに待ち受けていたのは、お泊り会だった。


 母親の暴走によりソフィアを家に泊まる事になったいお。自宅周辺をソフィアに紹介しながら散歩していくと、ソフィアがある場所に行きたいと言い出す。それはいおの自室で見たアルバムに貼ってあった、一枚の写真が撮られた場所。お花見の時は人がたくさん訪れ大賑おおにぎわいを見せるが、平常時は人がちらほらしかいない大きめの公園。二人は実は幼い時に一度出会っていた。そして、その場所がこの公園だった。


 漠然としていた当時のいおの記憶が、実際にそこに立った事で思い出される。二人は幼い頃に戻ったように手を繋ぎ、当時の約束(また二人で孔雀くじゃくを見よう)を果たすべく歩き出すのだった。

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