第4話

 座敷童子。

 子供の姿をしている妖怪で、住み着いた家を幸運に導くと言われている妖怪だ。

 しかし、大人である勇人には座敷童子は見えない。

 子供に見てもらうのが1番良いが、その子供が座敷童子とうまく意志疎通できるかどうか、そこに問題あった。

 そんな子供、勇人の周りにはいなそうだった。

 どうすれば良い?

 勇人は可能性を考えた。

 子供、子供、子供。子供?

 必ず、子供が見ることができる?

「そうか!」

 勇人は、借家から出て、車に乗り込んだ。 

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