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オレア
「答え」
一本のタバコを火をつけずに咥えたままただ虚空を無気力に眺めている。
晴れとも雨とも言えない今日の天気はやるせない自分をそのまま映しているようだった。
私は知っていた。
誰もが悪いからではなく、誰もが良くなりたいから争いはなくならない。
それが絶望ではないとしても誰かの我慢で自分が幸せになり、自分の我慢で誰かが幸せになる。
それが“善”なのか“悪”なのか誰も答えは持ち合わせていない。
遠くで雨の匂いがした。
迷っていたタバコに火をつけた
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