第648話 えびえびしすたーず「まぜまぜ」

「お姉ちゃん。何を混ぜているの?」

「我が妹よ。お姉ちゃんは粘土を混ぜているのだ」

「お姉ちゃん。何か陶芸でも始めるの?」

「我が妹よ。土偶を作って異世界召喚された時に異世界の人々に土偶の素晴らしさを伝播するのだ!」

「お姉ちゃん。お姉ちゃんは相変わらず中二病で輝いているね!!」

「我が妹よ。我が妹も縄文時代に負けない土偶を作り上げるのだ!!」

「お姉ちゃん。お姉ちゃんが作る土偶は、何処に置くの?」

「我が妹よ。お姉ちゃんが作り出す素晴らしくかっこよい土偶は、もちろん我が母校であるお嬢様学校のどこかに隠しておくのだ!!」

「お姉ちゃん。お嬢様学校のどこかに隠して置いたら意味が無いじゃない」

「我が妹よ。お嬢様学校が数千年続いたら私が作った土偶は、歴史的遺物にと昇華するのだ!!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る