第613話 えびえびしすたーず「踏む」

「我が妹よ。ここにあるボタンを踏んだらどうなるだろう?」

「お姉ちゃん。何かこのネタ二回目の気がするのだけど?」

「我が妹よ。作者が過去のネタなど覚えている可能性は低いからループすることもあるのだ!」

「ループしていると言えば私達も高校二年生を何回持って、話ずれるから元に戻すけど」

「我が妹よ。話を元に戻すけど?」

「お姉ちゃん。この明らかに罠とわかる地面から生えているボタンを踏むの?」

「我が妹よ。これは明らかに罠であるだろうか?」

「お姉ちゃん。誰がどう見ても明らかに罠にしか見えないよ」

「……我が妹よ。お姉ちゃんに良い考えがある」

「お姉ちゃん。お姉ちゃんの良い考えってあとが大変なのよね」

「我が妹よ。ここに一トンの鉄の塊がある」

「お姉ちゃん。一トンの鉄の塊を軽々と持ち上げていて、ここは異世界じゃないよ!」

「我が妹よ。細かいことは気にしない」

「お姉ちゃん。それもそうだね」

「それで我が妹よ。この一トンの鉄の塊をボタンの上に放り投げて押しつぶすのだ!」


「我が妹よ。この話は夢落ちで良いのだろうか?」

「お姉ちゃん。夢落ちでなくてバーチャルリアリティーのゲームの中での出来事を長々と話していただけよ」

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