7.1

「我が妹よ。ここに積んでいる本って異世界の本じゃないの?」

「お姉ちゃん。異世界の本と言うより手紙だね」

「我が妹よ。手紙?」

「そうそう。この本に書き込みして送るのよ」

「我が妹よ。本を送りあって連絡しあう感じ?」

「お姉ちゃんは連絡手段として使わなかったけど、私は異世界召喚された時に証拠として残るように出来るだけ文章を残していたのよ」

「我が妹よ。この本って何を書いてあるか読めないよ?」

「お姉ちゃんそうなのよ。異世界から帰ってもう一度読んでみようと思ったら読めないのよ」

「これは我が妹の字とわかるけど、まったく読めないね」

「なんとなくこういう事かいたのかなと記憶を探り探り解読しているけど自信が無いのよ」

「我が妹よ。異世界の人達も用心深いのね」

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