「副会長。満載排水量三千トンほどの艦船を十分な数と兵站の用意が出来ましたので、このお嬢様学校の近くの沖合に昨日から交代での二十四時間の配備を開始しているだけですよ」

「生徒会長、何を考えているのですか!?」

「思ったよりは安かったです?」

「生徒会長の稼ぐ能力と行動力を甘く見ていましたわ」

「副会長。人件費削減で無人運用にしたのが費用削減の大きなポイントなのです」

「生徒会長。誰が操艦していますの?」

「副会長。人工知能に決まっているではないですか」

「人工知能って、この前の戦艦に乗っていたロボットですか?」

「あれは対人用のコミュニケーション端末であって、人工知能の本体と言うか演算処理しているコンピューターは違うところにあるのですが」

「生徒会長。いったい何を考えているのですか!?」

「これで、次に異世界召喚された時は楽になるかな……ですか?」

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