第461話 えびえびしすたーず「蒸気」

「我が妹よ。温泉に行こう」

「お姉ちゃん。唐突だね」

「我が妹よ。近くにただで足湯できる場所があるのよ」

「お姉ちゃん。自宅から近くに?」

「我が妹よ。電車とバスを乗り継いで片道二時間くらい?」

「お姉ちゃん。それは近くとは言わないよ」

「我が妹よ。細かいことは気にしなーい」

「それでお姉ちゃん。足湯に行くとして、何か観光するの?」

「我が妹よ。混んでたらすぐ帰るわ」

「お姉ちゃん。それだと疲れるだけじゃない?」

「我が妹よ。お姉ちゃんは我が妹と遊びに行くことが嬉しいのよ」

「お姉ちゃん。それなら電車とバスを乗り継いで片道二時間もかけずに近くで足湯を体験できるところを知っているよ」

「我が妹よ。自宅近くに温泉ってあった?」

「お姉ちゃん。温泉なら近くの銭湯が温泉使っているって宣伝していて、足湯だけなら格安で提供しているよ」

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