第437話 えびえびしすたーず「悩むこと多し」
「お姉ちゃん。今年もいろいろあったね」
「我が妹よ。さすがに振り返るには早すぎない?」
「良いのよ。師走に入ったら振り返る余裕もなくなるから」
「我が妹よ。年賀状とか書かなきゃだものね」
「お姉ちゃんなら印刷して終わりにするのかと思ってたよ」
「我が妹よ。印刷するほど書く枚数無いからお姉ちゃん何時も手書きだぞ!」
「お姉ちゃん。それは自慢話にはならないよ」
「我が妹よ。人生常にポジティブだ!!」
「はいはいお姉ちゃん。それでお父さんとお母さんに年賀状出すの?」
「我が妹よ。お父さんとお母さんはいったいどこにいるの?」
「お姉ちゃん。たぶん何処かの山頂で孤立しているか渓谷で手作りのいかだにしがみついて流されているとかじゃないの?」
「……我が妹よ。改めて聞くとお父さんとお母さんってタフね」
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