第406話 えびえびしすたーず「試験」

「どうしてわたくし副会長が学校のセキュリティの試験につきあわなければいけないのです!?」

「副会長。ゲームだと思えば楽しいじゃないですか」

「会計は疑問に思わないのですか!」

「副会長。成功したらお小遣い貰えるから良いと思いますよ」

「書記、もっと自分を高く評価しなさい!」

「そうです副会長。人生、もっと楽しむものです」

「生徒会長こそどうしてここに居るのですか!?」

「自分で作ったものを自分で攻略する。予習復習実践という大切なことです」

「それで生徒会長。目の前に玄関がありますが、試験って何をするのですか?」

「副会長。試験は簡単なことです。ただ、学校の警備システムに発見されず生徒会室に入室することです」

「もう一度聞きますが生徒会長。生徒会長が構築した警備システムに発見されず学校の建物内に侵入して生徒会室に入室することは可能ですか?」

「副会長、答えましょう。無理ですね」

「書記と会計。副会長のわたくしがおごりますから帰りますわよ!」

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