「先輩。どうしてメイド服を着ているのですか?」

「後輩こそ、どうしてメイド服を着ているのよ?」

「いやー、それが洗濯をさぼっていたら着るものがコスプレ用のメイド服しか残っていなかったのです」

「……その洗濯していなかった衣服はどうしたの後輩?」

「先輩。それなら全部クリーニングにお任せしましたよ」

「後輩が洗濯するより専門家に任せた方が安心かな?」

「先輩。それより先輩は何故メイド服を着ているのですか?」

「……夏休みって、ほらいろいろイベントあるから、そのイベントの情報を見てたら懐かしくてコスプレしていたのよ」

「先輩も、昔は輝いていましたからね」

「現役で輝いているわ!」

「でも、大学生の時はもっと派手なコスプレ多かったじゃないですか?」

「さすがに、大学生の時でも無難なのしかコスプレ着ていないわよ?」

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