「お嬢様。プライベートジェットを使ってまで、わざわざ買いに行く価値があったのですか?」

なんと、久しぶりの新キャラ登場である!

生徒会長の秘書である!

「あの油絵を買えたのだから良いのよ。わざわざ世界中の画商にお願いして探してもらっているのだから」

「プライベートジェットで帰国中に聞くのも変ですが、お嬢様の行動は理解できません」

「そうね。貴女が忠誠を誓っている本当のご主人様には理解できないかもしれないわね」

「……お嬢様。相変わらず冗談が限度を超えていますね」

「優秀な人材は、敵味方関係なく囲いたくなるのよ。私の護衛を自発的にするために、プライベートジェットの傍を飛んでいる魔法少女のようにね」

「お嬢様。あの魔法少女は、お嬢様専用の護衛でしょ?」

「あの子、義理堅いのは嬉しいけど危ういのよね。私の秘書みたいに、打算的で裏表ハッキリしている方が自分可愛さに行動するから安心なのだけど」

「……ですからお嬢様。笑えない冗談はおやめください」

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