第307話 えびえびしすたーず「そこにあるけど不可能」

「お姉ちゃん。手を突き出して手のひらを広げたり閉じたりして何をしているの?」

「我が妹よ。お姉ちゃんは、窒素の感触を手のひらに感じようとしているのだ」

「お姉ちゃん。原子の感触を手のひらで感じられたら凄すぎだよ」

「我が妹よ。何回も異世界召喚されて、異世界でなら魔法も使えるのだから現実でも何か特別な才能に目覚めているはずだ!」

「お姉ちゃん。えびえびしすたーずで、ギャグ以外で何か利益になること起きるとか無いじゃない」

「我が妹よ。お姉ちゃんは、決してあきらめないぞ!」

「お姉ちゃん。窒素を手のひらで感じる前に学校の宿題を終わらせようよ」

「我が妹よ。それもそうだね」

「お姉ちゃん。あっけなく終わらせたね」

「我が妹よ。次は、酸素を手のひらで感じるよう頑張るわ」

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