「お姉ちゃん。スマートフォンの画面とにらめっこしてどうしたの?」

「我が妹よ。スマートフォンの設定を確認していたのよ」

「お姉ちゃんは、そういうの詳しいから良いね」

「詳しいわけではないけど、必要から覚えた感じかな?」

「お姉ちゃんと違って、私は覚えられないのよ」

「私だって料理のレシピを覚えられないから、誰にだって得意不得意はあるよ」

「お姉ちゃん。料理のレシピで思い出したけど、何か食べたいものある?」

「うーん。もう夏みたいなものだから冷やし中華とか?」

「きゅうりとか買ってなかったから買いに行ってくるよ」

「我が妹よ。それなら私が買いに行こう」

「……お姉ちゃん。本当に買い物大丈夫?」

「大丈夫。買いすぎたりしないから、毎日冷やし中華だけの食事には今年はならないから!」

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