第297話 えびえびしすたーず「魔法少女A以下略」
「「「「魔法少女A、B、C、Dですわ。以下略とは略しすぎですわ!!!!」」」」
「セリフも行動も容姿も服の色以外そっくりなのだから以下略で十分よ」
「「「「一人だけ贅沢している魔法少女Eさんには言われたくないですわ」」」」
「……ねぇ、もうわかっているのでしょう?」
「「「「何がわかっているというのですか????」」」」
「あの組織から逃げ出さないと、夢も希望も未来も無い事わかっているのでしょう?」
「「「「わかっていないのは魔法少女Eの方ですわ!!!!」」」」
「……とうとう空腹すぎて冷静な判断力が無くなったのね」
「「「「あの組織では、私たち魔法少女A、B、C、Dが一番若い。つまり最後まで生き残って組織の全てを手にするのは、私たち魔法少女A、B、C、Dになるのよ!!!!」」」」
「……あの予算も人員も設備も装備も敬意も畏怖も無い組織を受け継いでも、借金背負い込むだけになるのじゃないかな……」
「「「「私たちが、あの組織の頂点に立ってから、組織に帰りたいと泣いてすがっても、魔法少女Eさんには帰る席など無いのですわ!!!!」」」」
「……その楽観的な思考だけは、正直勝てる気がしないわ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます