第291話 えびえびしすたーず「試行錯誤するもの」
「先輩。えびえび姉の件ですが、学校としての方針は決まったのですか?」
「方針も何も、えびえび姉妹以外は誰も自称えびえび姉の遺伝子情報を持つという地球外生命体と言うか未確認生物と会ったことも無いから、未確認情報ってことで何もないわよ」
「それもそうですね。考えてみたら、えびえび姉妹が騙されているだけかもしれないですよね」
「生徒たちは異世界召喚の経験あるからか動揺もしていないし、生徒会からも強く言われてるからね」
「先輩。生徒会と言うか生徒会長と副会長って、どうしてあれほど学校の運営に影響力があるのですか?」
「後輩は知らなかった?」
「先輩、何をですか?」
「生徒会長と副会長って、とてもとてもお金持ちのお嬢様って言うのもあるけど、もともとお嬢様学校の設立にかかわっている一族なのよ」
「名家なのですね」
「名家と言うか……。本人たちが言うには、自立心が強いのか自分の実力で生きていきたいって、常に独り立ちして生きていけるように、いろいろと頑張っているのよね」
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