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第290話 えびえびしすたーず「説得と言う名のツンデレ」

「それで生徒会長。結局、えびえび姉の自称娘はどうなりましたの?」

「副会長。それが、えびえび姉妹の目の前からいきなり消えたそうです」

「生徒会長。えびえび姉はどうなるのですか?」

「会計。『どうなるのですか?』とは、どういう意味でしょう?」

「生徒会長。会計が聞きたいのは、えびえび姉の学校からの処遇ではないでしょうか?」

「書記。処遇も何も、日常茶飯事に異世界召喚されたり宇宙人に金属片を埋め込まれていたりと、波乱万丈なえびえび姉妹のお話に、自称えびえび姉の遺伝子情報を持つという地球外生命体の話がプラスされて何が変わると言うのです。ですので、学校として軽率にも愚かな判断をしないようにと、私からも強く言っておきましたよ」

「生徒会長……。絶対に、こんな面白い話の当事者を傍に置いておきたいからって理由で、関係方面に圧力をかけたのでしょう?」

「副会長、失礼ですね。副会長も連名で学校関係者に説得していたではないですか」

「当然ですわ。わたくしは、えびえび姉妹の勝ち逃げは絶対に許しませんわ!!」

「副会長……。勝ち逃げって……」

「書記、わたくしは、えびえび姉妹に勝つまでは、絶対にえびえび姉妹を、お嬢様学校に在籍させ続けますわよ!!!」

「あー、副会長のツンデレが光ってる」

「会計、わたくしはツンデレではありませんわ!!!!」

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