第275話 えびえびしすたーず「鍛えてみたけど」

裏ボスの異世界のお姫様は、一人で爺やを鍛えたのである。


「まったく爺やを鍛えても、結果が全然でないのでは意味がないじゃない!」

結果は良くなかったのである。

「むしゃくしゃしますわ。何か、溢れる魔力を発散したいですわ!」

裏ボスなので、とても強いのである。

「あら、お空に何か浮かんでいますわ」

視力も良いのである。

「いろいろ異世界召喚のものは見てきましたけど、初めて見ますわ」

実は、久しぶりの登場の親切な宇宙人の宇宙船である。

「あら、あのえびえび姉妹にコテンパンにされましたの?」

えびえび姉に金属片を埋め込んでいたりする親切な宇宙人である。

「無断で金属片を埋め込もうとしたのなら、正当防衛で反撃されるのも当然の結果ですわ!」

裏ボスだから、自分以外のあれは許せないのである。

「邪魔ですわ。さっさと消えて頂戴!」

こうして、親切な宇宙人を乗せた宇宙船は、また遠い旅路に放り込まれたのである。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る