第274話 えびえびしすたーず「そもそも生徒会とは……」

「生徒会長。生徒たちの噂話なのですが、わたくしたち生徒会の存在意義に疑問を持っているらしいですわ」

「副会長、そもそも生徒会などあっても無くても良いもの。生徒たちが廃止の議決をするのなら、その時は受け入れればよいのです」

「生徒会長。それでは、わたくしたちは意味も無い事をしてきたというのですか!?」

「……生徒会長と副会長。暇だからって、変にシリアスな即興の寸劇を始めないでください」

「会計、軽い想像力の体操ですわ」

「生徒会長が仰るように頭の体操ですわ」

「そもそも、生徒会長と副会長を生徒会に押し込んで、他の生徒の平穏な生活を守っているのに、その安全装置の生徒会廃止の決議が発議されることは無いですよ」

「書記、その話は本当ですの!?」

「だって、生徒会長も副会長も部活に入ったら一流のコーチや設備が必要とか言って、何回騒動を起こしていたのですか?」

「書記、生徒会長としてお話しますわ。過去の事は忘れました」

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