第227話 えびえびしすたーず「追放系職員室3」

「今度、私にも合コンの話が来たときは先輩抜きで参加してやる!」


副担任が、怒りながら宿直室のドアを開けると……。

そこには!!


「先生、宿直室に入ってきて何を大声で叫んでいるのですか?」

「……えびえび姉さんとえびえび妹さん。宿直室で何をしているのですか?」

「帰る前に、コンビニで買ってきたお菓子の品評会をしていました」

「お姉ちゃんの言う通り、お菓子の品評会をしていました」

「ここは生徒が使う部屋ではありません。すぐに帰りなさい」

「でも、生徒会もここ使っていますよ?」

「お姉ちゃんの言う通りで、生徒会以外の人達も使っていますよ?」

「わかりました。あとで皆には注意しておきます。今日は帰りなさい」

「我が妹よ。帰ろうか」

「お姉ちゃん。帰ろうか」

「先生。宿直室の使い方わかります?」

「えびえび姉さん。それはどう意味でしょうか?」

「宿直室の鍵はこれで、シャワールームとトイレと台所がそことあちらと向こうで、照明と冷暖房とテレビのリモコンがここで、机の上にあるダイヤル式の電話機の横に書かれている電話番号に電話すると、ここだけの話ですが、警備の関係で正門まで取りに行かないとダメですけど、生徒会長のポケットマネーで寿司の出前を食べたいだけ頼めますよ」

「お姉ちゃんの話を捕捉すると、この宿直室に設置してある電話機の電話回線の電話番号でないとダメですけど」

「……職員室で、みんな特上のお寿司を良く食べているなと思ったら、そういう事だったのね」


続く!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る