第142話 えびえびしすたーず「これが生徒会長の答え」

「先輩。私、絶対に生徒会長を怒らせないと思いました」

「後輩。ようやく理解したのか」

「先輩。気が付いたら、私も住宅ローンの契約書にサインさせられていましたよ」

「後輩。私も住宅ローンを払っていた物件を、気が付いたら売却していたぞ」

「先輩。職場にも駅にも近い便利な低層マンションに引っ越し出来て良かったじゃないですか」

「後輩。住宅ローンが減ったのは嬉しいが、代わりに後輩がお隣さんになったけど」

「先輩。お隣さんが先輩なのは良いのですが、毎週一回住宅の掃除専門の会社による部屋の掃除っていうのを、住宅ローンと一緒に追加で契約させられましたよ」

「後輩。それは良かったじゃない。もう、ごみの海に部屋が沈むことなくなって」

「先輩。生徒会長って、営業職でも出世しますね」

「後輩。生徒会長を雇えるような企業って、異世界でも無いと思うぞ」

「先輩。お嬢様学校を首になったら、生徒会長の所で働きませんか?」

「後輩。私たちを生徒会長が雇ってくれたらね」

「先輩。もっとキャリア磨こうと思います」

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