第98話 えびえびしすたーず「ぷしゅー」
「ごきげんよう生徒会長」
「ごきげんよう副会長」
「生徒会長。廊下で何をしていますの?」
「空気を入れていますわ」
「……なぜ廊下で風船に空気を入れていますの?」
「副会長。今月は師走ですわよ」
「生徒会長。それぐらい知っていますわ」
「ですから華やかに学校を飾りたいのですわ」
「……生徒会長。せめて生徒会での決議なり手続きをしてください」
「わかりました。生徒会長の専決として手続きしておいてください」
「それで怒られるの私なんですよ?」
「その時は、人生の経験値が稼げたと喜びましょう」
「……どうして、私が生徒会長に勝てないのかわかりました」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます