第68話 えびえびしすたーず「七不思議の八番目」
前回までのあらすじ!
もう副会長も会計もどっぷりえびえびしすたーずに染まっているよね!!
「……もうあらすじに言うことは何もありませんわ」
「副会長。お互いに強く生きましょう!」
「絶対に副会長も会計もあらすじのネタに期待していましたよね?」
「さて、副会長として書記の話は忘れてえびえび姉妹に期待しましょう」
それから七分後
「会計から副会長に報告です。えびえび姉妹です」
「我がお姉ちゃん。どうして私たち生徒会室に呼ばれているの?」
「我が妹よ。お姉ちゃんもよくわからない」
「お二人とも心配いりませんわ。生徒副会長として歓迎いたしますわ」
「会計としても歓迎します」
「書記としても歓迎します」
「あのえびえび姉としてお聞きしますが、どのようなお話で呼ばれたのでしょうか?」
「実は、この水晶に浮かんだ文字を解読してほしいのです」
生徒副会長は文字が浮かんだ水晶をえびえび姉妹に差し出した。
「お姉ちゃん読める?」
「この水晶って、確か才能調べる水晶でしょう?」
「会計から報告します。生徒会長が生徒会室に持ち込んだものです」
「お姉ちゃん。それなら言語を日本語にって水晶に伝えたら正解だよね?」
「そうそう。言語を日本語に設定」
水晶に浮かび上がっている文字が日本語に変わった。
「副会長から書記に指示しますわ。すぐに水晶に浮かび上がった文字を読んでください!!」
「読み上げます。生徒会長より副会長が上回っているものは一つだけです」
副会長がごくりとつばを飲み込む。
その真剣なまなざしに生徒会室は緊張の糸が張りつめていた。
「体重だけが上回っています。生徒会長より副会長が上回っているスキルは、太りやすい(どんな世界でも)です……」
この日、生徒会室で何が起きたかは、お嬢様学校の七不思議に八番目として加えられた。
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