お嬢様学校の職員室のある一日。

「先輩。このスマートフォンの写真なんですか?」

「人のスマートフォンは覗かないように。それは、最新の二年三組で異世界召喚された時の写真ね」

「先輩。このかっこいい人たち誰ですか?」

「あー、これはね。エルフの村で撮影した写真だ」

「エルフってかっこいいですね。この写真の人たちは誰ですか?」

「王族の人たちと貴族たちだったかな?」

「まさにファンタジーな雰囲気ですね」

「これってえびえび姉とえびえび妹ですか?」

「えびえび姉妹が陸の怪物のゾンビを倒した時の写真とクラスのみんなで撮影した討伐記念の写真」

「あの先輩って撮影だけして記念写真とかに参加しなかったのですか？」

「ちゃんと参加しているぞ。ほら、ここ」

「……どう見ても先生っていうより女子高生にしか見えませんよ?」

「……私のスキルね。容姿が女子高校生に戻る(異世界限定)なのよ」

「……あの、先輩?」

「現実世界でも若返りさせろ!!」

「お姉ちゃん。今日も先生叫んでるね」

「我が妹よ。今日も先生叫んでるね」

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