第39話 えびえびしすたーず「あの子も再登場2」
分割前の続き。
異世界のお姫様は、魔法少女に命令した。
「わたくしのような美しいお姫様のために、魔法少女は善い行いをするものなのでしょ?」
「我がお姉ちゃん。あのお姫様は自分で美しいとか言っちゃってるよ!」
「我が妹よ。でも、自信持てるのは憧れるわ」
「私のような魔法少女だって、大きくは言えないけど崇高な理念のために働いてるのよ。食欲に支配されているお姫様の手助けをしている暇はないのよ!」
「……我が妹よ。なんとしても魔法少女にお姫様を押し付けるぞ!」
「我がお姉ちゃん。私もがんばるよ!」
「わたくしのような可憐なお姫様を押し付けるとか、なんて極悪な姉妹なのでしょう!」
「……魔法少女だってね。経費は自分の小遣いで賄って労災も休日も無くて、始末書だけは立派にあるのよ!」
「わたくしの知ったことではありませんわ。さっさとわたくしを元の異世界に帰しなさいな」
「「我がお姉ちゃんと我が妹も賛成。えびえびしすたーずのお財布のためにもさんせーい」」
「……魔法少女の私が帰せば良いのでしょ。帰せば!」
「まったく決断がわたくしと違って遅いですわ」
「「これで我がお姉ちゃんと我が妹の財布も助かる!」」
「お姫様とえびえびしすたーずの三人そろって、ランダムにどこかの異世界に送ってやる!!」
こうして、この物語の世界の平和は保たれた!
予告。
明日からは、いつもの雰囲気に戻ります。
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