風邪ひいた

 幼馴染の優依には、彼氏ができた。

 

 その彼氏は、オレの友達。

 

 そしてオレも彼女がいる。

 

 …

 

 なんで彼女がいるのにいちいちオレの頭の

 中には、優依がもれなく付いてきてしまう

 んだ。

 

 あー、オレってもしかして優依離れできて

 ない⁉︎

 

 ⁉︎

 

 それはヤバくね⁉︎

 

 彼女いるんだし、とっとと優依離れせねば。

 

 

 ヴーン…

 優依離れ優依離れ…

 

 …

 

 あーぁぁー…

 どうすりゃあいいのさー‼︎

 

 結局わからないまま、無駄に時間だけが過

 ぎて…

 そしてオレは無駄な時間を過ごしつつ風邪

 をひいた。

 

 

 ヴ〜…

 ダリー…

 しんどい…

 

 …

 

 夜中にしんどすぎて目を覚ましてしまった。

 

 今何時だろう。

 

 ⁉︎

 

 二時半‼︎

 まだ二時半かよ⁉︎

 二時半ーー‼︎

 にーじーはーーーん‼︎

 

 だからなんだよ⁉︎

 状態だけど、とにかくオレはまだ二時半だ

 ったことにびっくりした。

 

 そして、しんどいまま朝を迎えた。

 

 あ、いつのまにか明るい。

 なぜか朝がきてホッとした。

 

 で、

 熱があるから学校を休んだ。

 あー、暇。

 ボーっと窓の外をみた。

 

 …

 

 優依もう学校か。

 

 オレの部屋から優依の部屋が見えるのだ。

 

 はっ⁉︎

 オレは変態覗き魔か‼︎

 

 ボーっとしながらも優依の留守を確認する

 なんて…

 

 いかんいかん…

 寝よう。

 

 …

 

 ピコン

 

 あー、誰かがオレを呼んでいる。

 プルプルしながら手を伸ばし携帯をゲット

 した。

 

 奈美さんからだった。

 

 お見舞いに行ってもいいかな?

 と。

 

 オレは、ただの風邪だしうつすといけない

 から大丈夫だよ。

 と送った。

 

 うん、わかった。お大事に。

 と送られてきた。

 

 なのでオレはまた寝た。

 

 …暑い

 冷たい枕、冷たい枕。

 

 はぁ〜、冷たいなあ〜

 

 …

 

 頭は冷えたけど、そしたら今度は鼻が詰ま

 り出してきた。

 

 …

 

 鼻が詰まって寝れん‼︎

 冷たい枕を取り除いた。

 

 …暑い

 

 でも鼻が詰まるし…

 

 オレは熱と鼻水とのダブルパンチと戦った。

 

 で、いつのまにか一日が過ぎようとしてい

 た。

 

 もー、こんな時間か。

 

 …

 

 

 

 ドタバタドタバタ

 

「コンコーン、お邪魔〜」

 優依がいきなり登場してきた。

 

 ‼︎

 

 優依…

 

「優依…、風邪うつるから入んなよ」

「大丈夫!バカは風邪ひかないよ?」

「あー、そうか」

「おい、そこ少し否定してくれよ」

「ハハッ」

 

 

 ガバッ

 

 ‼︎

 

 

 

 優依がいきなりオレの布団をめくり出した。

 

 …

 

 え?

 

 何⁈

 

 続く。

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